専門職
今は無き、『ナショナル』ブランドのパッケージのランプを手に入れました。
ただの蛍光灯ランプと思いきや、実はこいつはスゴイやつ。
『ナショナル 美術・博物館用蛍光灯(紫外線吸収膜付)20W 定価¥1,050』
その名の通り、美術館・博物館用です。
“演色AAA電球色”とありますが、これは演色性が良い、
つまり、色をよりリアルに見せらる、というランプです。
さらに紫外線も出さないので、照射物の退色も防ぎます。
この他にも、蛍光灯や電球には、かなりのプロフェッショナルが沢山います。
ずばり、ニワトリ小屋用。
電照栽培用、、、つまり、菊やイチゴなどを栽培するハウスなどで使います。
これは単にディスプレイや水槽用だけでなく、
偽造発見用にも使われるとの事。
これを使って何の偽造をどうやって見抜くんでしょうか。
気になります。
先程の蛍光灯シリーズでは、こんなのも。
これはスーパーのショーケースなどに使われます。
見た目は普通の蛍光灯ですが、
お肉を美味しそうに見せられるよう
赤系統の色を効果的に見せる光を発します。
普通の白色の蛍光灯では、逆に赤みが退行して見えるので
これもかなり特殊。
こんなのはほんの一例で
世の中にはありとあらゆる種類のランプが存在しますが
そのどれもが、必要用途に応じて作られています。
でも共通していえるのは
主役(照射物)をより良く引き立たせる為に
見えない所で(見えてる場合もあるけど誰も気にしない)
ランプ達は密かに活躍しているという事。
これぞ職人!
こういう要素を含んでるからこそ
私は照明にLOVEなのかもしれません。