『アラバマ物語』 ~№1ヒーローを求めて | I'm just on the line!

『アラバマ物語』 ~№1ヒーローを求めて




原題 : 『 TO KILL A MOCKINGBIRD 』




1962年 アメリカ

『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンと共演したグレゴリー・ペックが

この映画でアカデミー主演男優賞を受賞。





なぜこの映画を観ようと思ったのか??


この主人公が2003年、アメリカ映画の登場人物ヒーローベスト50の第1位に選ばれました。


この結果にちょっと興味を持ってしまったのです。





アメリカ映画のヒーローと言えば、、、それこそスーパーマンだったり、


インディ・ジョーンズ(彼は第2位でした)だったり・・・?


古めでは『大脱走』のスティーブ・マックイーンとか・・・??

コドモの頃、テレビでこのシーンを観て大興奮しました(^o^;)






なぜこんな古い、地味な?映画の主人公が1位に???という、いたって素朴な疑問。


でも観終わって、その疑問はすぐに解けました。





物語の舞台は、1932年のアメリカ。貧しいけれど平和な片田舎の町。


主人公は町の弁護士、アティカス・フィンチ。


“白人”女性を強姦した罪で起訴された“黒人”男性・トムをアティカスが弁護する事となり


町はにわかに騒がしくなる。・・・といったストーリー。





主人公が№1ヒーローとして選ばれたポイントは


この法廷での彼の演説シーンにあるとみました。


人種のわけ隔てなく、誠実にトムの無罪を訴えるアティカス。








長いシーンでしたが、ほとんどカットの切り替えもなく


同じカメラアングルで彼の語りを延々と捉えていきます。


主人公が『アメリカの良心』と言われる所以。このシーンで全てを物語っています。






法廷では、黒人達は2階席で傍聴しなくてはなりません。



この作品が公開されたのは、まさに公民権運動真っ盛りの頃。


そのタイミングも手伝ってのアカデミー受賞なのかもしれませんが


そこを差し引いても、良い映画だと思いました。



自宅のデッキで寛ぐ時も、ネクタイをキチンと締めてスリーピースを着ているアティカス・・・

しかもこれは夏の設定・・・(・_・;) そういう時代なんですね。






裁判の以外にも、ちょっと変わったエピソードも盛り込まれて


アティカスの娘・スカウトの回想として、彼女の目を通して語られていきます。


彼女も含め、3人の子役がとても可愛い!!

外国の映画では、どれも子役のレベルがとても高い気がします。









こういう映画の主人公を№1ヒーローとして称える現代のアメリカ。


一方で、人種問題は未だ根深く残っているようです。


これは永遠の課題なのでしょうか?





・・・ちなみに、、、本編よりも、オープニングの映像がとても綺麗な気がしました。


ちょっと意味深な映像なので、飛ばさずに観て欲しいです。