『WUTHERING HIGHTS』 | I'm just on the line!

『WUTHERING HIGHTS』



邦題 : 『嵐が丘』

1992年 イギリス

『ナイロビの蜂』のレイフ・ファインズと、『ショコラ』のジュリエット・ビノシュの主演。



エミリー・ブロンテの同名小説の五度目の映画化。


タイトルは当然知っていたが、恥ずかしながら原作も読んでないし、

ストーリーの知識もほとんどないままで観た。



荒涼とした嵐が丘の風景の中、物語は淡々と進む。




原作でもこういう語りはあるのだろうか?


『命なくして生きられない。』

『魂なくして生きられない。』


二人にとって“命”や“魂”はお互いのことを意味する。

キャサリンの 『ヒースクリフは私なの』 という台詞がその意味を代弁しているようだ。




ヒースクリフの“Heath”とは、北イングランドの『荒地』という意味があるらしい。
すなわち彼の名は ・・・ “荒地の崖” ・・・


深い愛情ゆえの憎悪や復讐・・・人間の本質が明確にしるされたようで、観ていていたたまれなくなる。

最初から最後まで、何かが重くのしかかった。






この作品の音楽担当は、坂本龍一氏。


だが、ほとんど音楽がでしゃばるシーンは無い。

意識しないと音楽が挿入されているのすら気が付かない程

物語の静かな進行をさりげなく演出している。


ハリウッド映画の賑やかさに慣れてしまっているのを、改めて思い知らされる。




調べて初めて知ったが、なんと日本を舞台にしたリメイク作品もあるらしい。

主演は松田優作と田中裕子。


かなり気になるキャスティング。