センチメンタル・ジャーニー
5年ぶりに、以前住んでいた町へ行ってきた。
当時作った銀行の口座の解約処理を
そこの窓口で手続きしなければならなかったからだ。
自分のいた会社がほとんど子会社状態で仕事をしていた得意先から
いきなり次年度から契約を継続しないと言い渡され
そこの企業といわば喧嘩別れして出てきた町。
自分は3年間この町に暮らし、その後2年間通った。
最後の印象があまりにも悪いので、5年間、思い出すことはあまりなかったし
もう二度と来る事はないだろうと思っていた。
BGMに、当時よく聴いてたこのCDをお供にドライブしてきた。
U2 『JOSHUA TREE』
銀行での手続きを済ませ、当時住んでいた家や通った職場、
よく行った店などを覗いてきた。
東京から特急で1時間ほどかかる田舎町。
何もないし、決して好きな町ではなかったが
本当の意味で自立できると思い、喜んで引越してきた。
自分はまだ若く、新しい環境でしかも一から立ち上げる仕事に
不安より、やり遂げる自信と期待のほうが勝っていた。
そして鬼のように働き、いろいろな事を経験し、仕事はとても充実していた。
その間、プライベートでは友人達との交流もほとんど途絶えてしまったので
ここに戻ってきたこの数年で、その溝を埋めてきたようなものだ。
しばらくは、もうあんな仕事も生活も出来ない、と思っていた。
でも、今日久々に訪ねて当時の自分を思い出し
ここで過ごした時間と経験は、無駄ではなかったかな、と少し思った。
あれも今の自分を創った時間だったんだよな。
夕方の渋滞に巻き込まれるのが嫌で、早々に引き上げてしまったが
今度来るときは、海のほうまで行ってみよう。
