3月31日 ファイナルアプローチ(2014年の話) | インテルメッツォ日記〜その後

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京王線仙川にあった小さなオーセンティックバーの元マスターが振り返るちょっと粋な日々

3月31日 ファイナルアプローチ
2014年3月31日 12時35分那覇空港発、15時00分東京羽田空港着、ANA126便、ボーイング747、通称「ジャンボ」は今日をもって国内線からすべて退役します。
今宵は私の個人的なノスタルジーでカクテルをご紹介することをご了解ください。

私事で大変恐縮ですが、私は約30年前に北海道から上京して来ました。当時はまだ青函トンネルも貫通してない時代でしたので、北海道への往来はほぼ空路に限られていました。今も昔も千歳⇔羽田間の空路は基幹路線(ドル箱)、当時はJALもANAもほとんどのフライトは500人以上の乗客を運ぶことのできるB747を使用していました。その3-4-3列の幅広の機内の窓側の席から私は何度も北の空を眺めたものです。...
ジャンボジェットは私にとって故郷と東京を繋ぐ思い出の飛行機。そんなジャンボも今日で最後です。

このカクテルは釧路全日空ホテルのオリジナル。レシピはジン+パルフェタムール+コアントロー+ライム果汁。ブルームーンというカクテルに甘みを加えたような味覚です。夜間飛行を終えた航空機のファイナルアプローチをイメージしたのでしょうか、落ち着いた紫色にはノスタルジックな色香を感じます。

ファイナルアプローチとは飛行機が滑走路に着陸する前の最終着陸体制のこと。
それはまた飛行機が一番美しい姿を見せる時でもあります。
飛行機はさまざまな思いを乗せて、空から陸の港へ着陸します。どの飛行機よりも長く日本の空を飛んだB747は、どの飛行機にも似ていない、忘れられないくらい愛された飛行機だったのではないでしょうか。

羽田へ向かうファイナルフライトは、万感の思いを乗せ、美しいファイナルアプローチの軌跡を描きます。

GoodLuck!Jumbo!