売れない営業ほどストーリーにこだわる | 渡邊優子のハッピーワークスタイル

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ワークスタイル・アドバイザー

マナー講師の渡邊優子です http://intermanner.com/

以前、生徒さんからこんな相談を受けました。
「今からトラブルになっている相手方とミーティングがあり、お詫びすべきことがたくさんあります。どんな準備をして、どんなストーリーを考えておけば良いでしょうか?」

私の答えは
「ストーリーは一切考えないで下さい」

え!?
なんで??
って思う方も多いと思います。

しかし!
結論から申し上げると、会話は生もの。
自分がこうしようと決めてから取り掛かると、その枠から外れられなくなり、相手の満足が得られない可能性が出てきてしまいます。
また、自分が決めたことを「伝えなければ!」という気持ちが先行し、もっとも大切な「相手の話を聴く」ことを忘れてしまうかもしれません。

だから、事前の準備としては、どんな流れになっても大丈夫なように情報を収集、資料を準備しておかれることをオススメします。




雑誌「週刊文春」の対談コーナーで1000人以上の著名人と対談された阿川佐和子さんは、「聞く力」と言う本の中で全く同じ事をおっしゃっています。


阿川さんは連載が始まった頃インタービューに苦手意識があったため、質問を20個くらい準備して2時間の対談の間に、メモを見ながら一つひとつ聞いていたそうです。
正にこれは「しっかりと会話内容を構築すること」=「万全の準備」と捕らえる方がやってしまいがちなミス。

しかし、その後読まれた本の中に「質問は1つにしなさい」と書いてあったそう。

現在は1つではあまりにも不安なので3本の柱を準備されているそうです。
しかし、これらは全うすべきことではなく、話の流れ次第で削除してもOKと言う気持ちで進められているご様子。

そして、まず、相手の話をよく聴く。その中から掘り起こすべきキーワードを探して質問する。
この繰り返しで、思いもよらないゲストの一面が見える事もあり、ゲストも満足して帰ってくださることが多いそう。




営業職の方にコミュニケーション研修をする機会が多い私ですが、いつも感じることがあります。
売れない営業さんほど自分の決めたことを型どおりに、または決まったパターンでいつも同じ事を話す方が多いということ。
1 対 大勢のプレゼンテーションはそれでよい事もありますが、1 対 1の場合は伝えることよりも聴くことを優先し、「会話」を成立させてくださいね(^^)