ちょっと前ですが、あの村上春樹の「ノルウエーの森」の映画化のニュースを見かけました。
あの、一斉を風靡した、赤色(上巻)・緑色(下巻) のブックカバーの本です!
覚えていますか?
当時、小脇にかかえて電車にのった学生がたくさんいましたよね(笑)
たしかに読みました!すごい流行ってましたから(笑)
なんか、「現代版の純文学」という感じで結構、他の作品も読みましたね。
分かったような分からないような・・・
それまで、純文学というと「過去のヒトが書いた過去の作品」にしか接してこなかったので、
一気にファンになりました。
それと正反対な感じで、村上龍もよく読みました。
「すべての男は消耗品である」 なんか。
Vol.3まで出ちゃって!
その当時、「W村上」とか「MM」とかで、どっち派か?なんていう話題もよくありました。
私はどちらかというと、春樹派で、何かはっきりモノを言い過ぎる(本人も作品も)“龍”は
ちょっと苦手な感じでしたが、両方とも読んでました。
なんか、ビートルズファンが、隠れてちゃっかりストーンズの曲もチェックしているみたいな。
批評がミョ-に説得力があったり。
文学と違ってどちらかというと、ビジネスでは白黒はっきりつけたほうがいいことが多いんですが、
ニュアンスやファジーさが大切なことも少なくありません。
コミュニケーション・スキル=ビジネス・スキル と言われる所以でしょう。
これまた、絶妙なバランス感覚が必要です。
バランスをとるというと何か「はっきりしない」とか
「主張がない」「ユニークではない」「弱い」ととられがちですが、
「バランスのとれた会社」や「バランスのとれたヒト」はかなり少なく、
「バランスのいい仕事」をするのは、とても難しいものです。