チリりりぃ〜〜ん🎶 チリりりぃ〜〜ん♪♪
とぉ〜く から
電話の着信音が聞こえてくる
その音 の元は
大家さん 母屋の黒電話
この音を聞くと
何故か 心が躍る 
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ここは 米沢駅から 西に真っ直ぐ
最上川の相性橋を渡った
交差点の 左角にある乾物屋さん
当時(1968年)
大学三年生 の我は
この家の 一番奥北側にある
風呂場と便所の上の
屋根裏部屋に下宿していた
立てば頭がぶつかるほど 天井の低い
小さな窓が二つしかない 12畳ほどの暗い部屋
夏🏝️
めちゃくちゃ暑く 蚊がブンブン舞う
冬☃️
めちゃくちゃ寒く 雪で窓も開けられない
そんな 生活には悪条件な部屋
でも
とても 気に入っていた ![]()
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何故なら
その分 下宿代が格安 であり
何といっても
大好きなJazzのレコード
ボリューム全開で聴いても 迷惑がかからない
そんなところが 気に入っていた理由であった
そんな下宿 生活
日曜日の正午前
寝っ転がって 平凡パンチを見ながら
フワフワした睡魔と絡み合ってた そんな時
母屋の電話の呼鈴が聞こえてきたのだ
すでに ここでの下宿生活二年
その小さな音を耳にするだけで
直感的に
この音は きっと我あてに だと
聞き分けることが出来るようになっていた(笑)
案の定
数秒程 経つと
大家さんの奥さんが小走りに
スリッパを引き摺る音をたてながら
「◯△✕さ〜〜ん 電話ですよ~~」
と呼ぶ声が聞こえてくる
当りっ!! と 思わずほくそ笑みながら
屋根裏部屋からの急な階段を
さて 誰からかな? っと
電話の相手を思い浮かべながら
素早い足どりで 駆け下りていく
この時間が 一番 ワクワク ドキドキ
さて さて
悪友からのパチンコ あるいは 麻雀の誘いか ![]()
母親から 夏休みいつ帰ってくるかの確認か ![]()
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いやいや 今日は日曜日だから
ガールフレンドからのボーリングの誘いか ![]()
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電話にたどり着くまでの 数十秒
あれこれ想像するのが これまた楽しいひと時
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そう
1960年代
黒電話は
一家に一台
黒電話
携帯の無い時代
約束(待ち合わせ)は
絶対に守るもの
急遽の変更
相手への連絡は
駅の連絡板を使用したものだ
今は
携帯電話で瞬時に
やり取りが出来る
安易に変更可能
ドタキャンも簡単だ
言葉で伝え難いことは
ライン や メッセージ
で すませてしまう
あの時代
約束は守るもの
約束は固いもの
約束は重いもの
今の時代
携帯電話の普及は
確かに便利になったに違いないが
約束の重み
が
とても
軽くなってしまったような
そんな気がしてならない
そう
昭和の約束の重みは
今の約束の100倍はあっただろう
今 読んでいる本の
黒電話の1文にふれ
頭の中では
ぐるぐる
黒電話の思い出がまわっていたが
何
故
か
最後は
約束の重み に めぐっていった
のでありました(笑)

