
隠れた名作
「バタフライチェア」の愛称で知られるBKFチェア。日本では、あまり馴染みがないのに「どこかで見た事のあるデザイン」は、きっと外国映画の中や、雑誌などで見かけたからではないでしょうか。
1938年に発表されているにも関わらず、実際に日本での取扱いはほとんどなく、替わりに安価な布製の類似品が多く出回っていました。しかし、20世紀を代表する名作チェアにも数えられるBKFチェアは、最も成功を収めたチェアデザインの一つとして、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に当時の1脚が収蔵されています。

イームズ夫妻にも勝るとも劣らない歴史的名作
「BKFチェア」は、3人のアルゼンチンデザイナーによって、ブエノスアイレスで設計した建物のためにデザインされました。彼らは、後にグルポ・アウストラールという名前で活躍した建築家ですが、3人のそれぞれの頭文字をとって”B.K.F”と名付けられました。
彼らは、20世紀を代表する建築家のル・コルビジエの下で働いていた経験がありますが、このバタフライチェアからは巨匠のモダニズムの面影はあまり感じとれません。
デザインのインスピレーションは、かつてイギリスのエンジニア、ヨゼフ・フェンビィが1855年にデザインした折り畳み椅子にインスパイアされて1938年に誕生しました。その耐久性や洗練されたデザイン、座った姿勢の自由度は、50年代~60年代のアメリカの若者を中心に絶大な人気を誇り、その人気は同時期支持されていたイームズ夫妻にも勝るとも劣らないものだったそうです。

至福の座り心地と寛ぎのひととき
ベース部のスチールフレームに、シンプルなレザーの座面構造のBKFチェアは、座面中央のへこんだ部分に腰を下ろして使用ください。そして背もたれに自分の体重をあずければ、なめし革の形状が座った人の体重に合わせてその張り具合が変化します。
それは、心地良く身体を支え包んでくれ、リラックスした時間を提供します。チェア本体も低い位置に高さを設定した、ソファとは異なる独特の座り心地のゆったりした時間の流れるチェアです。
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