自閉症の子どもを子育て中です。

 

 

支援学校に入学すると

学校やPTAなどで作業所見学が企画されます。

 

 

低学年のうちは

まだまだ先のことだし

子どももどれだけこの先成長するのか

わからないのでイメージしにくいとは思いますが

 

 

どんなところがあって

何をしているのか

早くからたくさん見てと

先輩ママから言われました。

 

 

高学年あたりから

子どもが将来どんな感じになるのか

なんとなくわかってくるので

(息子の場合は小4で担任の先生から○○君は

生活介護で~と言われていたので^^;)

見学も現実的な視点からのものになってきますね。

 

 

生活介護の例を取ってみても

体力がなく

あまり詰めて作業をすることが苦手な子もいれば

逆にやることが決まっていて毎日同じことを

コツコツやっていくことが向いている子など

さまざまです。

 

 

あ~、うちの子はもう少しやることを

与えてもらった方がいいなとか

衛生感覚の理解が難しいので

食品系は無理だな…とか

 

 

実際に見学していると

いろいろ思うことがあるんです。

 

 

作業所見学をすることで

どんな仕事があるのか、

どういうスキルを身につけたらいいか

自分の子供には

どんなことが向いているのか

今すべきことが見えてきて

何に取り組んだらいいのかわかってきます。

 

 

そして本人のモチベーションも大事です。

 

 

ある作業所を見学のした時の

所長さんの言葉ですが

「学校ではやらされてる

(行事など苦手なこともみんな一緒にやらなくてはいけない)

でも仕事はやりたいからやるのです」と。

 

 

私もそういう子供の居場所を探してあげたいと

強く思ったのでした。

 

 

そしてレンガ職人の話を思い出しました。

 

 

3人のレンガ職人が出てくる話ですが

かんたんに言うと

 

 

1人目はただレンガを積んでいるだけ

暑い日も寒い日もこんなつらい仕事はない

 

 

2人目はこの仕事があるから

家族を養えて恵まれていると

 

 

3人目は歴史に残る大聖堂を作っている、

そんな偉大な仕事をしていることを誇りに思っているんだと。

 

 

知的障害が重いので

自分のやってることが

どれだけ貢献できているのかなどの

理解はできませんが

 

 

仕事に対するモチベーションで

過ごす時間の充実度が変わってきます。

 

 

少なくとも

本人が幸せだと感じたり

達成感を味わったり

毎日いきいき充実して過ごせる場を

見つけてあげられたらと思います。