あの頃は、まだ住宅改修のお金が国から支払われていたので、補助金を活用しながら、手すりを付けました。
それで手すりの良さを実感した母。私も自分が勉強したことを活かせることが嬉しくて、改修プランを考えました。
実家の洗面所とお手洗いは、階段を5段ほど下がった位置にあったため、階段を下がらなくても済むように、母の部屋と同じフロアにトイレを儲けました。
その後、理学療法士の先生がセミナーを開いていて受講する機会があり、お話を聞かせて頂きました。
その先生がおっしゃるには、バリアフリーはやれば良いというものではない。むしろ、今迄慣れていた段差がなくなることで、注意力が散漫になったり、階段が登れていたのに、登れなくなってしまったりする。とのこと。
まさに、母がそうです。
歳のせいかもしれませんが、もしかしたら住宅改修をしない方が、もっと歩けたのかもしれないなと考えてしまいます。
もう今更、便利な場所にできたトイレをわざわざ壊すことなんて、できないし、本人は満足しているので、前向きに考えるしかないのですが・・・

その先生のお話で、
寝たきりだった患者さんが、とにかくオムツを嫌がっていて、なんとか近くにポータブルトイレを置いて、立ち上がりだけでもできるようにと対策を考えた結果、
足が悪いが、両手の力があるので、登り棒のような天井から床まである、しかもその患者さんが一番力が入りやすいように考えた太さの手すりをベッドの横につけたそうです。
それで、近くのポータブルトイレまで立ち上がって行けるようになり、その後、理学療法士の先生のアドバイスを元に、少しずつトイレとベッドの距離を離していったら、とうとう部屋の外のトイレまで歩けるようになったとか

まあかなり精神力・忍耐力の強い患者さんだったようですが…
現状、「寝たきり」と言われている高齢者は、実は「寝たきり」ではなくて、「寝かせきり」が問題になっているらしいです。
なかなか難しい問題ではありますが、お客様に適した「健康に快適に過ごせる住まいづくり」のお手伝いができたらいいな~と思っています

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