インテリアに詳しい方なら、今は亡き渡辺力(1911-2013)のことをご存知の方も、多いことだと思います。
第二次大戦後、初めて事務所を開設され、そのことを自負されていました。
代表作の紐イス(ロープチェア)は、そんな時代に、座布団を置けば使えるようにと考案されたものです。
私が持っている彼の作品は、ダンボール製のスツールで、座面の低い方。
簡単に組み立てられる方式の家具で、柔らかく軽いのに、耐荷重は何と780kg!そして変形もせず長持ち。
いろんなカラーバリエーションから選べるので、子供と一緒に組み立てるのに良さそうです。
晩年、彼と電話でお話ししたことがあります。
ちょうど壁掛時計リキクロック(2003)を制作されていた頃でしたが、その時のお話が面白くて…その話はまたいずれ!