ドラマ『告白-25年目の秘密-』を見ていて、
気になったのが、雪村爽太の部屋。
麻里子への思いを
25年間抱え続けている爽太。
そんな爽太が暮らす部屋は、
決して殺風景ではなく、家具も植物もあり、
きちんと生活していることが伝わる。
爽太の部屋で最初に目に入るのが、
青く光る水槽。
小さな水槽の中には、
水草だけの世界がきれいに作られている。
それは距離を保ったまま、
麻里子を眺めているだけの
爽太の視線に重なる。
部屋全体のインテリアカラーは
ブルーやグレー、
深みのあるグリーンが中心。
落ち着いているけれど、
明るく開放的というより、
少し内側へ閉じた印象がある。
爽太の部屋にある近いチェアは、
丸みのある座面と木脚の組み合わせ。
ソファの前にあるローテーブルは、
木目の天板と黒いフレームを
組み合わせたインダストリアルデザイン。
ラグの上に置かれている
グレーの丸いプーフも印象的。
腰掛けたり、足を乗せたり、
そのときの気分で使い方を変えられるもの。
インダストリアルな雰囲気に
この丸い形が加わることで、
空間が少しだけ柔らかくなっている。
そして部屋を照らすのは、
シンプルでスタイリッシュな
ペンダントライト。
必要な場所だけに光を落とす照明。
爽太の部屋には、
高級感を強く主張する家具も、
華やかな装飾もない。
使い込まれたようなスモーキーな色や、
ヴィンテージ感のある家具、
植物、水槽、柔らかな灯り。
誰かに見せるために
整えられた部屋ではなく、
一人で長い時間を過ごすための部屋。
麻里子を想うために
存在しているような空間に、
少し怖さも感じる。
