※現在、リウマチのため、

片付けサービスの提供はしていません。

以前こんなことがあった…と、

気楽にお読みいただけたら幸いです。







ある時…

仲間同士の会話中のこと。




Aさんが

「知り合いが片付けのプロで、

キッチンの無料体験を

やってもらったの。


だから

キッチンだけは

自信があるんだウインク

と、言いました。





まず、体験してみて

もっとやりたかったら

頼んでって

言われて、やってもらった。


…結局、体験だけで

終わっちゃったけど、

キッチンは、すっごく使いやすいウインク


とのこと。






それを聞いたBさん。


「いいなぁ…

私も片付けが苦手だから

やってもらいたい…」


と、羨ましそうに

ため息をつきました。







その瞬間、

自分のリウマチを忘れて

「私もできるよ」

と、口を滑らせたワタシ。




すかさず

「やってくれる?」

と、目を輝かせたBさん。




その後、

あ、そうだ。

私、リウマチ だった…と、気づきましたが



まぁ、一回くらいなら

そんなに身体に負担はないかな

…と、Bさんのお宅に

伺うことに…。




Bさんに

「どこを片付けたいの?」

と、聞くと


「家を全部片付けたいけど、

とりあえず、

自分の部屋かなぁ…」

とのこと。



片付けが苦手な方が

やりがちなのですが


片付けサポートを受けるのに

人が来るから、

せめて見苦しくない程度には

しておきたい…と、いう様子がありあり。



「普段のままでお願いね」

とは、言ったけれど

多分、見苦しくないように

…と、片付けそう。




さて…。




約束の日となり

お宅に伺いました。



当日は、

約束の時間にお宅に伺う予定だったのですが


用事があるから…と、

Bさんが駅の改札で

待っていてくれました。


手にはケーキの箱。




「遠くまで、ありがとう」

と、言いながら

家までの道順を

説明しながら

歩きます。



家に着くと

なるほど、

ご夫婦2人で

これだけの広さのある家だと

モノがいくらでも入るから


モノが多そうだなぁ…との予感。



Bさんの優しい人柄もあり

片付けサポートの体験というより

友達が遊びに来てくれた

…と、いう感じ。



まぁ、お茶飲みなよ…と、

お茶を飲みながら、

片付けの前に

ひとしきりおしゃべり。



私も話好きなので

この調子ではまずい…と、

片付けへ話を持って行き

お部屋を見せてもらいました。




片付けは、

4〜5時間の作業が

一般的ですが



経験から言うと

50歳を過ぎた方で

片付けが苦手な方だと

4〜5時間は、ちょっと長い。



でも、3時間で

初めての方が

片付けられる

ボリュームは、

本人が考えるより

ずっと少ないです。



「部屋全部は、無理だよ。

どこを1番片付けたい?」

と、聞くと

うーん、と考えこんで、

決まらない様子。




「じゃ、ここをやってみない?」


…と、ベッドに置いてある

サイドテーブルを

指差しました。






私「ここで、いつも何をするの?」




Bさん「いろんなこと。

勉強したり、本を読んだり、

書き物をしたり、メイクしたり…」



私「なるほどね。

じゃ、テーブルの上には

いつも使うモノ以外は、

何も置かない方がいいね。」



「ゴールは

やりたい時にすぐにできる

サイドテーブル」に設定し

片付けスタート。





ところで…




アイデアが豊富で

工夫して使いやすくするのが

大好きなBさん。




サイドテーブルの上に板を置いて

デスクとして使っていたり、


空間にポールと布で

収納スペースを作っていたり…。びっくり





初めに通されたリビングも

キッチンとの開口部を利用して

TVボードをキッチン側に置き

リビングを広く使っていたり



トイレの手洗いタンクの両脇に

板と布で棚を作っていたり…



中古住宅を購入して

DIYを楽しんでいる様子。



「この使い方、

インテリアコーディネーターや

インテリアのYouTubeで

やりそうな

アイデアだねー」

と、ひたすら感心してしまいました。




布の魔術師と呼びたくなるような

布使いのうまさも。





ふと…


私のインテリアの原点でもある

築28年の社宅を思い出して

何だか懐かしい気持ちに…。おねがい




建築士の建てた

広くて

美しく

洗練された住宅も素敵だけど



住む人が所々に

手を加えた

愛情溢れる住宅も

温かみが伝わってきて素敵。照れ


何しろ、見ていて楽しい。




ここ、こんなアイデアなのねー!びっくり

思いつかなかったわー…なんて。




古くても

狭くても(ここの家は狭くないけど)

インテリアと工夫で

快適な我が家が

作れることを再認識しました。






でも…



モノが多く

溢れる家は

掃除がし辛いから

結果、掃除の頻度が減り

開運住宅から遠のくのも事実。





まず、使っているモノと

使っていないモノを分ける

整理の基本を説明してから

片付けスタートしました。





1時間もすると…



Bさん、

ソワソワ。キョロキョロ



ふと、気がつくと

外で、人の気配が…。





「あ、来た♡」


と、Bさんは、嬉しそうに玄関へ。




「智ちゃん、手伝って〜」

と、声をかけられ

玄関に行くと



釜飯の乗ったお盆が2つ

ドーン!びっくりびっくりびっくり



Bさん曰く…


「本当は、自慢の中華屋があるんだけど

今日、休みでね。

ここの釜飯も美味しいのよー。


お腹空いたから

お昼にしよう!」



と、お昼に突入。




釜飯をそのまま半分食べ

後は注意書きに書かれているように

付属の出汁で

お茶漬けにして

美味しくいただきました。ウインク




そして…延々とおしゃべり。





…あかん。

片付けじゃなくて

遊びに来たと思われてる…チュー





適度な所で

再び、話を片付けに持って行き



見せてもらっていた

ビデオを止めて

Bさんのお部屋へ。






私も片付けのプロの端くれ。

このモノが散らかった状態では帰れません。



と、再び気合を入れて

片付けをサポート。





事前に送ってもらっていた

動画で見ていた

壁のバッグまでは

片付けたい…と、

思っていたので

バッグに取りかかり



「コレが終わったら、

私、帰るね!」


と、言うと


「あ、そうだ。

ケーキ食べなきゃ。

コーヒー飲もう!」


と、再び、中断。




Bさんは、アイデア豊富なだけではなく

もてなし上手なのでした…。



(私が今日来た目的は、

片付け体験…て、忘れてない?爆笑




そんなこんなで

何とかバッグの片付けまで終わった時には

もう、四時。



「じゃ、私、もう帰るね」


と、言うと


「え?お茶飲んで帰らないの?」


と、大慌てのBさん。



「さっき、美味しいって、

言ってくれたから、

コレ、持って帰って」


…と、お茶のパックを

2袋いただきました。



そして、駅まで送る…と、言う

Bさんを制して

1人駅へ。


(突き当たりを曲がってあとは真っ直ぐ。

徒歩6分なら、方向音痴の私でも

1人で帰れる爆笑



駅のホームに着くと

Bさんから

帰りの電車案内が

LINEに送られてきました。



アイデア豊富な人は

色々なことに気づくんですね。



片付け体験の目的も

何とか果たせ、ほっとしながら、

帰りました。







めったにないおもてなし付きの

片付け体験を思い出したので

ブログに書きました。ウインク





それではまた。

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。





※今現在

リウマチ のため片付けサポートは

しておりません。




50代からシンプルに暮らすキッチン




安田智子HP