複利のすごさ 奨学金返済 | 数学美術館 

複利のすごさ 奨学金返済

こんにちは。パーソナル数学コーチの八田陽児です。


部屋を整理していると、奨学金返済の書類が出てきました。


大学・大学院時代に奨学金を借りて、返済中です。


そういや毎月おいくら万円が引かれているな~と思いながら、見ていました。


す、するとっ!




奨学金は有利子でも、1%ほどの利率で借りることができます。

ですから、この世に存在する他のローンよりもはるかにお得です。


さて、ここで問題です!


利率1%で100万円借りました。15年で返済していくとすると、全部でいくら返すことになるでしょうか??


①100万円の1%だから、101万円くらい??

②108万円くらい?

③きっと余分に返すとしても、あまり大きくないだろうから気にしない( ゚∀゚)ノ



正解は②でした!


複利の恐ろしさですね!!

いや、これが返済でなく、投資なら複利の素晴らしさということでしょうか。




まず15年後に一気に返済すると考えます。

100万円を1%で15年運用すると、116万1千円ほどになります。

すなわち単純に借りた分が15年間、1%で増えていくと16.1%も増えてしまうのですね。


奨学金返済は、毎月返していきますので、だんだんと利息部分も減っていきます。ですから、結果的にはトータルは108万円ほどになるようです。

(計算式は複雑ですね・・・)



複利は、高校2年生で学びます。


数学って日常に結び付かないと意味がないですが、他人ごととして話しているだけでも意味がないですね!


私も他人には「複利ってすごんだよ!」と言っていますが、自分の身に起こっている複利の話なんて今まで気にもしていませんでした!!!!!


ただ、奨学金は繰り上げ返済すると、その分は無利子で返済できるそうなので、これからはできるだけ繰り上げ返済していこうと思います。


もっと早い時に気づいていたらよかった~(ToT)


奨学金を返済し始めた方は、毎月のお給料から1~2万円をさらに奨学金返済に回すことをオススメいたしますよ・・・。