理論だけで計算力がない人の場合 | 数学美術館 

理論だけで計算力がない人の場合

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。


大学受験をする高校生の中で「数学理論だけは完璧で、計算力がない人」はあまりいません。


そもそも数学理論を理解するのに、ある程度の計算力がないと理解できないので、そんなことはありえないのです。




しかし、大人の中には「数学理論だけは完璧で、計算力がない人」はいます。


実はがそうでした!



大学時代は、塾講師をしていましたので、受験数学をよく教えていました。あのときは解けない問題はないのではないだろうか?と錯覚するくらいどんなレベルでも解いて、教えることができていました。


大学院を休学し、ケニアにボランティアに行っていたときは高校数学に全く触れませんでした。


そんな状態で帰国し、大学院を復学した際に、また塾講師を始めました。


するとどんなことが起こったと思いますか?



とても不思議な感覚だったのですが、問題の解き方が分かるのに解けないのです!


道を歩いていて、生きたい方法が見えているのに足が思うように動かないような感覚に似ているかもしれません。



幸い(?)解き方は分かるので、塾で教えることはできました。解法を示し、計算を生徒にさせて、答えを解答書でチェックすればOKでしたから。



しかし、予習でいざ自分で解いてみると、答えを見ながら出ないと計算ができないのです。


計算していても、分数計算や+-が混じってくるとモタモタしてしまいますし、何より計算途中で不安になってきます。


答えをなんとか出して、解答書を見ても間違っている。あちこちで計算ミスをしているのです。




あれには驚きました。


リハビリのために、高校数学の問題集で勉強し直すのではなく、中学受験向けの問題集で計算トレーニングをしました。


大学生時代の数学力・計算力全盛期には戻りませんでしたが、ある程度はリハビリできました。





この理論だけ分かって計算力のない状態を経験できたことはとても貴重でした。


理論だけ分かっていても計算力がないと点数に結び付きません。(教えることなら可能ですけれどね!)



もし社会人の方で資格勉強(数学や数字の分野)がなかなか進まない方いらっしゃいましたら、計算リハビリをオススメいたします・・・。