【コーチング】何を見とんぢゃ、ごるぁ~! | 数学美術館 

【コーチング】何を見とんぢゃ、ごるぁ~!

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。


今回はコーチングのお話を。


ある教室に訪問した時、こんな生徒さんに出会いました。

彼は小学3年生。なかなかお勉強が進んでいない状態でした。


あっちの子を見たり、こっちの子にちょっかいを出したり落ち着きがありません。


いつ自分の課題に取り掛かるのかな~と思い、じーっと彼を見ていると彼と目があいました。


すると彼が私にこんなことを言いました。


何を見とんぢゃ、ごるぁ~!! (゚д゚




さてみなさんならこの後、どうしますか?


1.無視する

2.社会の厳しさを教えてあげる

3.その他










きっとコーチングを学ぶ前の私なら、往復ビンタ120連発でしょうが、ここはしっかりとコーチングで学んだことを実践します。


イラっとくる自分をちゃんと観察し、相手に興味を向けます。


彼はなぜそんなことを言ったのだろう??




まずは目を見てしっかりと彼を受け止めます。

そして質問します。



「どうしたの?なんだか心が穏やかじゃないね。」


「はぁ?何いってるん??」


「何か心がソワソワするようなことでもあったの?」


子どもの場合、通じる言葉を選んでいきます。



「今日、テストがあった」


「そうなんだ。テストがあったんや。」


「うん。だからなんだかザワザワしてる。」



興味を持って質問すると、ちゃんと答えてくれるものです。



「今日やることはできそう?」


「うん・・・」


「あとこれだけだから、きっとパパっとできると思うよ。もし何かあったら先生のところに言いに来てね。」


「うん」



と、あとは課題に取り組んでいました。





もちろんこれですぐに彼が変わって、勉強しまくり人間になるわけではありません。このときも5分後に見たら、隣の子と話していました。


でもこれの積み重ねだと思うのです。子どもとの関わりって。


子どもがプラスに感じる関わりもマイナスに思う関わりも積み重ねです。


アナタの関わり方で、よくも悪くも徐々に相手に影響を与えているかもしれませんね。





まずは相手を受け入れてみましょう!(ってそれが難しいんですけれどね。コーチングでも訓練です!)