音楽のサイコロ遊び | 数学美術館 

音楽のサイコロ遊び

こんにちは。


パーソナル数学コーチの八田陽児です。


おもしろい音楽を発見しましたので、ご紹介しますね。


モーツァルト『音楽のサイコロ遊び』K.516-f


これは、16小節からなるメヌエットなのですが、おもしろいのはサイコロを使うということ。


1小節から16小節まで、それぞれ2番~12番の11種類の音楽が振られており、サイコロを振って、第1小節から第16小節までを作っていくそうです。



詳しくはこちらに載っていました。(音楽もMidiで聴けます。)


またこちらにも各小節がちょこっと紹介されていました。


当時はこのような遊び音楽がはやっていたそうですね。


さて、この音楽で一番よく出てくるであろう、16つの数字の組み合わせはなんでしょうか?



サイコロは1~6の数があり、2つのサイコロを振る時、一番出る確率が高い数はです。


2つのサイコロでは7が一番出やすいので、ラスベガスのクラップスというゲームでは、7が出るとプレイヤーが負けとなります。


一番出ない数は?


2と12ですね。


ですので、第1小節から第16小節までが


2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2、2


だったり、


12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12


だったりする曲はめったに聞くことができないというわけです。


その確率は


(36の16乗)分の1


宝くじのほうが当たりやすそうですね(^ ^)




モーツァルト 音楽サイコロ遊び 解説付