とてつもなく大きな数は??【Googleと数学】 | 数学美術館 

とてつもなく大きな数は??【Googleと数学】

こんにちは。

数学学芸員のようじ こと 八田陽児です。


さて、皆さんはGoogleをご存じかと思いますが、このGoogleの元になった数学用語はご存知でしょうか?



Googleは、グーゴル(googol)という数の単位をもじったものだそうです。



1920年、数学者エドワード・カスナーの甥っ子(9歳)が、黒板に


10000000・・・0000


と0を100個書いた野を見て、


「これは今までにない大きな数だ!!!」


と、感動したそうです。


そしてGoogolという名称をつけたそうです。(でもなんでGoogol?)



もし甥っ子さんが0をあと3つくらいおまけで書いていたら、10の103乗がgoogolになっていたのでしょうか?


Googleの由来は、googol.comにしようとしたらつづりを間違えてgoogle.comにしたからだとか・・・。(本当かどうかは知りません。)



今ではこのgoogolよりも大きな数はたくさんあります。


ちなみにグーゴルプレックス(googolplex)という数は
数学美術館 -googleplex

と書ける数です。


plexとは英語で「10の○乗」を表します。


例)threeplex=1000


ですので、googleplexは「10の1google乗」というわけです。




これを使えばどんどんと大きな数が作れますね。


1googolplexplexplexplex・・・


気が遠くなるほど大きな数が作れます。


でも、これをどれだけ続けても、それよりもまだまだ大きな数を人類は考え出しているのです。

(無限大ではなく、有限の範囲で、人類の考えている一番大きな自然数はグラハム数と呼ばれる数です。)


その他の大きな数:仏教用語からきた数グラハム数