数多の宝石を求めて ~素数生成式2~ | 数学美術館 

数多の宝石を求めて ~素数生成式2~

こんにちは。

数学学芸員のようじです。




素数の謎を解き明かそうとオイラーが、素数生成式を編み出しました。

しかし、それもまだ不完全でした。



不規則な素数の並びに規則性はあるのか?


この疑問にチャレンジしたのが、ベルンハルト・リーマンでした。


数学界最大の謎と呼ばれているリーマン予想は、そんな素数の世界の規則性を見出す予想です。

リーマン予想が解かれたら、もしかしたら宇宙の謎も解明できるかもしれません!

我々の求めていた真理が分かるのかもしれません!!






でも今日はリーマン予想の話でなく、素数生成式の話です。


実はここだけの話ですが・・・





素数を生成する式は存在するのです!!!


1971年にマティヤセヴィッチによって提唱された素数生成式です。

A~Zの26の変数に、自然数を代入していけば、すべての素数に対応するA~Zの数値が存在するのです。

(クリックしてみてくださいね)


上質が分かる知識人のための数学美術館 -素数生成式



・・・



どうでしょうか?


あまりにも美しくない式ですね。

これがこの世の真理を表す式だとしたら、ショックです。


実際、この式はあまり有効ではないようです。

代入しても負の数がよく出てくるし、何よりどのような数列に対してもこのような式を作れるというのです。

ある数学者は「これでは素数の何も分からない!」と言っています。



この式が提唱された時代は、すでに「単純な素数の並び」ではなく、リーマンによってもっと深いところまで学問が進んでいました。



素数の式。

もしかしたら人類の言葉では書き表せないのかもしれませんね。


それをリーマン予想として人間の世界でもわかる形で示そうとしています。

21世紀中に解けると嬉しいですね。