省略という名の落とし穴に注意「主語と述語をしっかり書いて」伝わる文章を目指そう! | 【引っ越しました】イクメン 社長 S @渋谷区 ブログ

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こんにちは、イクメン社長の S です。

今日の渋谷はくもり!!現在18℃。
今週はくもりの日が多いようですね。

今日は『省略の落とし穴「主語と述語をしっかり書いて伝わる文章を目指そう」』について。


今日もブログの書き方に関する内容です。
前回までは、記事の構成方法や思考の整理方法など全体的な内容を取り上げましたが、今回は、細かいけれど大切な “文章の書き方” にフォーカスを当てます。

『文章力の基本の基本』 阿部 紘久著 を読み始めて
文章を正しく書く = 理解しやすい文章になる = 伝わりやすくなる
ということがよく分かりました。

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日々、何となしに文章を書いていますが、できそうで実はできていない書き方の基本がこの本ではとても分かりやすくまとめられています。

その中から今回は基本中の基本「主語と述語をしっかり書く」ということを取り上げます。

当たり前すぎることを書いて恐縮ですが、文章には主語や述語が含まれています。

例文:私はペンを持っています。
主語:私
述語:持っています


簡単な文章なので分かりやすいですね。
そして、文章をより簡潔にするため、主語や述語を省略することがよくあります。

例文:ペンを持っています。
主語:()
述語:持っています

この文章では () という言葉が省略されていますが、意味はもちろん分かります。
英語と違い日本語では、主語の省略は多いと思います。
なぜ省略するかというと、文章が短くシンプルになり、理解しやすくなるからですね。

ただし、いつでも省略してよいわけではなく、ある条件を満たす場合だけできます。

それは、会話ならその場の状況から文章なら前後の文から、主語が誰であるか述語が何であるかを書き手と読み手の双方が同じ理解をしている場合のみ、省略できます。
逆に、双方が同じ理解をしにくい状況で省略すると、伝わらない文章となることを意味します。

誤った省略の使い方から、伝わらない文章となってしまうケースが多いので、「主語と述語をしっかり書く」ということを学び、この問題が発生しないようにしましょう。


さて、私の過去記事にある以下文章は、良い文章とは言えないもののようです。

ブログは伝わる表現を意識した方がいい

このままの文章でも  “伝わる表現ってものを意識してブログを書いた方がいいよって意味だな” と読んで頂けると思いますが、文章の最も基本的な形である「主語と述語」だけにすることで、正しい文章かを見てみたいと思います。

この文章の主語を “ブログ” とすると、それに対応する述語は “意識した方がいい” となります。主語と述語だけの文章にします。

ブログは意識した方がいい

となります。

文章は成立しているようにも思えますが、ブログは意識した方がいいとだけ言われたのでは、意味が定まりません。続く言葉によって意識して何をしたらいいのかが様々に解釈できてしまうからです。
意味が定まらない=伝わる文章ではありません。

ブログは意識して(読んだ)方がいい と補完した場合:
ブログは芸能人に関する情報収集には欠かせないなどの解釈ができる

ブログは意識して(立ち上げた)方がいい と補完した場合:
ブログは会社のブランディングのために重要な手段であるなどの解釈ができる


これを次のように直すことで、書き手である私が本来意図した内容がやっと伝わります。

ブログは意識して書いた方がいい
ブログを書くときは意識した方がいい

ブログの後には “ブログを読む” 、”ブログを立ち上げる” など色々な言葉をつづけることができるのにもかかわらず、書き手である私は “ブログを書く” という言葉で一方的に決めつけてしまい、不用意に “書く” という言葉を省略してしまっていることが分かります。

この文章へ目的語である “伝わる表現” を加えるとこのようになります。

ブログは伝わる表現を意識した方がいい

ブログは伝わる表現を意識して書いた方がいい
ブログを書くときは伝わる表現を意識した方がいい


この例文は文字量が少ないためどれでも意味が伝わるように見え、大差ないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、不用意な省略や誤った省略が用いられている文章がブログ記事全体を通して続くと、読みづらいため誤った理解を招きます。


省略はシンプルな文章にできる反面、間違って使うと意味が伝わらなくなるので、注意しましょう。
そして、正しい文章か不安な時は主語と述語をしっかり書いて確認して、伝わる文章を目指しましょう。


これからも、よい文章を書けるように練習していきますので、引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

拙文ですが最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また。