
ちょっと不思議なタイトルの映画、『ジョゼと虎と魚たち』。
なんだかちょっと、残るね~、と思った作品。
映画の内容もいいが、池脇千鶴がとてもよかった。リアルな関西弁は、大阪育ちとしては聞いていて嬉しくなる。妻夫木聡も、フレッシュな感じ。
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ジョゼと名乗る少女は、歩くことができない。それを恥ずかしく思う老婆と2人で静かに住んでいる。そんな2人と、偶然知り合った大学生の物語。
ジョゼが作る手料理を食べに通っているうちに、いつしか2人は恋に落ちて…。
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身体障害者の性、偏見、生きることの難しさが鮮やかに描かれる。
映画冒頭、ジョゼの初めて発するセリフからいい。
出し巻き玉子を食べて「うまいね、これ」という妻夫木 聡に、
「あたり前や うちが焼いたんや まずいわけないがな」
じとっとした雰囲気で言う。
褒められたうれしさをなるべく見せないようにと意識しながらの、意地っ張りな可愛さ。たいていの男はこういのに、弱い。気がする。
くるりの主題歌も、いい具合に気だるくてよかった。秀作。