綺麗な青空の下、子供たちの遊ぶ声を聞くと、思い出す詩。

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  空   谷川俊太郎

空はいつまでひろがつているのか
空はどこまでひろがつているのか
ぼくらの生きている間
空はどうして自らの青さに耐えているのか

ぼくらの死のむこうにも
空はひろがつているのか
その下でワルツをひびいているのか
その下で詩人は空の青さを疑つているのか

今日子供たちは遊ぶのに忙しい
幾千ものじやんけんは空に捨てられ
なわとびの輪はこりずに空を計つている

空は何故それらのすべてを黙つているのか
何故遊ぶなと云わないのか
何故遊べと云わないのか

青空は枯れないのか
ぼくらの死のむこうでも
もし本当に枯れないのなら
青空は何故黙つているのか

ぼくらの生きている間
街であまた村で海で
空は何故
ひとりで暮れていつてしまうのか
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じゃんけんが空に捨てられて、、、
なわとびが空を計る、、、
なんともドキッとする表現。