東京ディズニーランド。

意外と空いていて、かつテーマがとっても対照的で面白い、2つの乗船型アトラクションがある。場所もちょうどシンデレラ城をはさんで、真反対くらいに位置している。

「イッツ・ア・スモールワールド」と、「カリブの海賊」。

前者は、夢と魔法の国にふさわしい、なんとも優しい世界。
開放的な高い天井と楽しい音楽に見送られて船が出航すると、その先には色とりどりの衣装をまとった世界の子供たちとデフォルメされた有名な建造物。世界各国を船でめぐった後に行きつくのは、真っ白な民族衣装をまとって人種を超え、みんなが一緒に楽しく遊ぶ小さな世界…。あぁ、世界は一つ。感動的。

対して後者。
暗く怪しげな乗船場で船に乗り込んで出航すると、いざ真っ暗闇へ。小さな子供も乗れる割には意外と落差のある滝を超えると、金と欲に目のくらんだ海賊たちの世界…。宝を奪い合い、殺し合い、女性を奴隷にし、部屋の中では女性を追いかけまわし…。小さな子供たちも人間界の恐怖を体感できる。あぁ、醜いかな欲望の世界。官能的。


光と影。そんなことを考えながら二つの対照的なアトラクションを続けて楽しむのも、なかなか乙なもの。今の季節、どちらも涼をとれるし。

ちなみに「カリブの海賊」は、ウォルト・ディズニー自身が設計に携わった最後のアトラクションなのだそう。死の直前、彼は何を伝えたかったんだろう…。