普段あんまりというか、ほとんど人には言うことがないけれど・・・。
好きな詩人がいます。谷川俊太郎さん。
なぜだか彼の作品に、人生のいろんな場面で出会っています。

詩は、短い文章なのに見る度に詩の中に表現する感情を、瞬間冷却のように閉じ込めていて、すっと思い出させてくれてすごいと思う。詩によっていろんな感情があるけれど、たとえばこの詩は、ひどく後悔したときには必ず思い出す・・・。

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      「後悔」  谷川 俊太郎

あのときああすればよかったと
そんなやくざな仮定法があるばっかりに
言葉で過去を消そうとするけれど
目前の人っ子ひとりいない波打際は
目をつむっても消え去りはしない

せめて上手に後悔しようと
過去を苦い教訓に未来を夢見る事は
あの日のあなたのかけがえのない
こわれやすい愛らしさを裏切ることになる

くり返す波の教えるのは
ただの一度も本当のくり返しは無いという事
けもののように言葉をもたなかったら
このさびしい今のひろがりを
無心に吠えながら耐える事もできようものを
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商用ではないので、著作権はどうか大目に見て下さい・・・。
漫画スヌーピーの翻訳、絵本『スイミー』の翻訳もしている谷川さん。そういえば最近の新聞で、連続ドラマとかが結構好きだとか書いてあって意外だったな~。勝手なイメージですが。

後悔しないようなお盆休みにしようと思います。