$ラスベガスに日本の城ができるまで ~インターサーカス社長のインディペンデントコントラクター応援ビジネスブログ~-ikiru

心に残る映画。
黒澤明監督作品、『生きる』。 日常、ふとしたきっかけで思い出す。

胃がんで余命を知った市役所の「市民課長」が、ミイラのようだったこれまでの人生に気づき、生きる喜びを見つけ出す。

一番印象に残ったセリフ。
命がけで町に小さな公園を作ろうとするが、何度足を運んでも一向に話を聞いてくれない上役。部下に「悔しくないんですか?」と聞かれて、こう答える。

 「わしは人を憎んでなんかいられない。わしにはそんな暇はない。」

クライマックス、何とかできあがった小さな公園のブランコで、歌を歌いながら命の最期を迎えいれる主人公。幸せそうな表情と姿が心に焼きついた。 お通夜の参加者の心の流れの変化が、目に見えるかのような見事な演出。

 「命短し 恋せよ 乙女」の一節の使い方も素敵だった。

主人公の死後、それでも日常が変わらないお役所があまりにもリアル。
心をえぐられるような、黒澤さんに叱られているような気がする作品だった。
「しっかり生きろ」、と。