■フロントフォークのオイル漏れの原因
当方のSC59のSPは純正フォークがオーリンズ。
こいつがオイル漏れでディーラーにホーバーホールに出し、
結果としてはインナーチューブ交換となってしまいました。
ディーラーへの支払いは約20万円!!!
さっくりとした内訳は、
- 作業工賃(オイルシール代含む)が4.4万円
- インナーチューブが7万円×2本=14万円
- ブッシュ類が1.6万円
という内容でした。
ディーラーのメカニックにいろいろ話を聞いたのですが、
インナーチューブのキズの主な原因は、
表面のコーティングが剥がれ、
そこにオイルシールがヘタったために、
下地のメッキ部分にキズが入ってしまった
なのでメカニックさん曰く、
「推奨される2年ごとにオーバーホールしていれば、
ここまでインナーチューブにキズが入ることは無いですよ」
とおっしゃっていました。。。
ま、整備費用をケチったために大きな出費になってしまった、
という自業自得の結果ですね。
■交換したインナーチューブの状態
交換したインナーチューブがこちら。
一番摺動する上部のコーティングが剥がれてしまっています。
そしてオイル漏れがあった右側のインナーチューブがこちら。
両方ともに縦にキズが入っているのが分かります。
オイル漏れの無かった左のインナーチューブはこちら。
表面のコーティングは落ちていますがキズは入っていません。
左のインナーはまだ交換しなくても良かったですが、
ついでということで交換しました。
皆様も、とにかくここまでキズが入る前に、
シール類の交換やオーバーホールを推奨します。
またスライドメタルはこんな状態。
表面のコーティングは剥げてますが大きなキズなどは無いようです。
いずれにせよオーバーホールなので交換しました。
■最後は近所を試走
取り外した部品をすべて組み直して近所を走ってきました。
圧側も戻り側もOH前と同じセッティングにしてもらってますが、
初期の沈み込みが固くブレーキが利かないような感覚でした。
つまりオイルの劣化や漏れでフワフワしてた状態が、
メーカーが意図する本来の動きになった、ということですね。(;^_^A
(初期の慣らし不足もあるとは思いますが)
当面は公道しか走らないので、まずは圧側も戻り側も全抜きして、
違和感があれば戻り側で調整しようと思います。