■僕はオイルを温めない派です
エンジンオイルを交換するときに、エンジンを少しだけ掛けて、
その後、古いオイルを排出して新しいオイルを入れる人がいますが、
オイル交換する前になぜエンジンをかけるのか?不思議に思ってます。
「オイルを温めて柔らかくしたいから」だと思いますが、
せっかくオイルパンに溜まったオイルが
またシリンダーヘッドやエンジン全体に行ってしまい、
抜ける量が減ってしまうと思うのですが・・・。
出先から自宅に戻りエンジンを切るときは、
オイルも熱い状態で柔らかいのでヘッド辺りにあるオイルも
オイルパンにかなり落ちてきますし
エンジンが冷えるまでにはかなりの量のオイルが
オイルパンに落ちているものと思われます。
ですので私はエンジン掛けずに冷たいオイルのまま抜きます。
まあ私のCBRはホンダG4という0W-30の柔らいオイルを使っているので、
冷えてもそれなりの柔らかさを保っている、ということもありますが。
■設計や生産技術の飛躍的進歩
確かに昔のクルマやバイクのエンジンは20Wー50とか、
硬めのオイルを使っていたため、
オイルを抜く際に多少温めた方が良かったかもしれません。
今は水冷エンジンだし設計品質や生産技術も、
昔とは比べ物にならないくらい高精度になっていて、
ホンダ車などは10,000kmが交換の推奨となっています。
(カワサキやスズキはもう少し短いようです)
メーカーの指定オイルは一般的に10Wー40。
ホンダのG4に至っては0Wー30。
N-VANの純正指定は0Wー16!!!
(N/Aエンジンの場合です)
真冬の氷点下でない限り十分な柔らかさだと思います。
■オイルパンをあたためるという手も
どうしてもオイルを温めたいのであれば、
オイルパン自体を温めてエンジンオイルを柔らかくするのも手かなと。
でもそれってどうやってオイルパンだけ温めるの?
タイヤウォーマーみたいなものを使ってやるの?
バーナーで炙る?ヒートガンで熱する?
何か考えただけで面倒。。。
であればやはりエンジン掛けず、
そのままオイルを抜くのが合理的と思うのですが・・・。
ちょっと疑問に思ったことを書きました。