■パワーコマンダー自体の効果は?
もてぎの走行では中古で買ったパワーコマンダーを使って、
前オーナーのインジェクションマップを修正せずそのまま使ってみました。
詳しい分析は後日としてこのマップ、結構良かったです。
前オーナーは2012年式のCBR1000RR北米仕様に乗っていたようですね。
私のヨーロッパ仕様とは少しセッティングが違いますが、
そこはまあ同じSC59ということで細かいことは気にせず、
このマップのまま乗ってみました。
■エンジンブレーキの効きが改善
すぐに気づいたことはエンジンブレーキが劇的に弱められていること。
もてぎの1コーナーの立ち上がりを考えると進入で2速まで落としたいのですが、
エンジンブレーキがかなりキツくて思ったより減速してしまい、
ギクシャクした走りになってしまっていました。
本当はブレーキレバーを握りながらクリップまでフロントサスを沈めて
旋回性を高めたいのですが余計なエンジンブレーキで大変でした。
今回はその部分が少し改善できました。
逆に、極端な言い方をすると2サイクルのような感じなので、
減速時はかなりの違和感があります。
具体的には、アクセルオフでも減速せずに加速し続けているような感覚で、
最初はかなり焦りました。
アクセルオフとブレーキレバーを握る瞬間のほんの少しの空走時間、
エンジンブレーキが弱いので減速しない≒まだ加速状態という感じです。
これは慣れの問題ですので今後は大丈夫でしょう。
■中間加速が改善
2番目に気づいた点はアクセルのツキ、
特に中間加速が格段に良くなっています。
各コーナーの立ち上がりがパワフルになって、
気持ちよく加速してくれます。
これがパワーコマンダー本来の使い方なんでしょうね。
■今回の走行のまとめ
【シフトセンサーがシビア】
少しでもシフトペダルに触れると燃料カットされ走りずらい。
そのためシフトアップ時のアクセルを戻す量が増え、
クラッチを使ったシフトアップに切り替えたためタイムが落ちている。
【エンジンブレーキが弱くなった】
エンブレの効きが弱くなりコーナー進入時のブレーキングが楽になった。
また中間トルクが増えてコーナー脱出がパワフルになり、
結果としてタイムアップしている。
【パワコマ効果あり】
走行台数がかなり多く一度もクリアラップを取れない中で
13秒台で走行できたのでパワーコマンダーの効果はあった。
この結果を受けてセカンダリーインジェクションも同時に燃料カットしてくれる、
パワーコマンダーにつなぐパーツのQuickshifter Expantion Module=QEM、
コイツを購入します!
というかこの状況はある程度予測できたのですでに注文済み!
ただし納期が1ヵ月かかるとのことで次回10/30のもてぎに間に合うか?
びみょ~。