久しぶりに痺れる試合を観た。
関塚ジャパンの初戦スペイン戦に1-0で勝利したのだ。
まず試合が始まってどういう形で入るのかに注目していた。
すると前線の選手が序盤から動き回って相手に激しいプレッシャーをかけていった。
このやり方は非常に良かったと思う。
メキシコ戦の後半のように勇気を持って高い位置でプレーすれば、自分達でも十分に戦えると自信を持っているようで頼もしかった。
スペインは伝統的(?)にスロースターターである。
おそらく日本戦も様子を見ながらというプレーだったと思うが、まさかあれほどプレッシャーをかけられるとは予期していなかったのではないだろうか。
前半10分過ぎからスペインが日本陣内でボールを回し始めるが、そのほとんどが横パスで効果的な縦パスが入らないため日本にとっては脅威ではなかったと思う。
それよりも日本がボールを奪ってからしっかりと繋いで速攻に転じていたのが効果的で、スペインは全体的な押し上げが出来なかったように見えた。
そしてCKから大津がゴールを決める。
この場面で重要なのは吉田がニアサイドで潰れ役となったことだ。
相手DFを引き付けることによりゴール前にぽっかりと穴が空き、そこへ大津が飛び込んだ見事なゴール。
観ている我々にとってもまさかの先制点だったのだが、相手スペインもかなり動揺して浮き足立っていた。
勢いに乗った日本の選手達がさらに激しくプレッシャーをかけるとDFラインでミスを連発した。
そんな中、スペインのバックパスに反応した永井が激しくチャージをかけボールを奪うと相手DFは思わず手を使って永井を倒してしまう。
一発レッドで退場となりスペインは1点ビハインドで1人少ない状況となった。
圧倒的有利な状況の中、後半に入っても日本は前線からプレッシャーをかけ続けた。
どこまで持つのか心配になるほど走り続けた。
この日は守備陣も集中していて決定機を作らせない。
何といっても吉田麻也の存在が効いていた。
彼の危機察知能力は素晴らしい。
あわやという場面では身を投げ出してブロックしていた。
後半カウンターから何度も決定機を迎えことごとく外しまくったが、彼らの献身的な運動量を考えると責めることが出来ない。
相手が1人少ない状況とはいえ、ゲームプランを90分間遂行した選手達には感動すら覚えた。
特に永井の走りは驚異としか言いようがない。
ちょっとしたトラップミスも見逃さない集中力と豊富な運動量、そしてあのスピードは相手DFに相当なストレスを与えたに違いない。
我々ファンが永井という選手にこれまで期待していた動き、それ以上のものを見せてくれた。
次の試合の出場は難しいかもしれないが、彼のプレーぶりは他の選手達に勇気を与えたはずだ。
チームにも一体感が生まれているように感じる。
次の試合も期待したい。