今更日程のことを嘆いても仕方がないのだが、このマッチメイクに何の意味があったのだろうかと考えてしまった。
ようやくベストメンバーで戦える状態になり、一体どんな戦いぶりを見せてくれるのかと期待をしていたのが馬鹿らしくなるような単なるコンディション調整の試合内容そして選手起用に終わってしまった。
相手は欧州3位で勝ち上がってきたベラルーシで守備力のあるチームである。
こういった力のあるチームを相手にした時に、どのようにして勝ち点3を奪うのか格好のシミュレーションだったはずだ。
スターティングメンバーについてはある程度納得出来た。
特に攻撃陣のメンバーは望んでいた選手起用だったので期待して見ていたが、ポゼッションで上回っていただけで決定的な場面は作れなかった。
大津・宇佐美・清武・永井という魅力的に思えた顔ぶれなのだが、4人に共通しているのは足元へのパスを欲しがる動きが多すぎるところだ。
相手の裏へ抜け出す動きが無いために相手の前でパス回しをしてばかり。
ワンツーなども多用していたがあくまでもシュートを打つための手段でしかなかった。
ワンツーを使って相手DFの間に切れ込んでいくような強引さもなかったので全く脅威を与えることが出来なかったのではないか。
前半、右SB酒井宏がグラウンダーのクロスを入れた時にゴールに飛び込む動きをしていたのはボランチの山口だった。
通常はニアサイドで潰れ役となったりDFを引き付ける動きが絡めばチャンスになる場面なのだが、その役目を担うべき大津はマイナスのボールを待っていたため全く絡めなかった。
前半を0-0で終え、勝ち点3を奪うために後半に向けて選手交代やプランの修正をどのようにしてくるのかと期待していたのだが、選手6名を代えると聞いた瞬間にこの試合への興味は完全に失せてしまった。
関塚監督は戦術よりも個々の選手のコンディションを調整させることが最優先だったのだ。
その後の選手起用は正直どうでも良かった。
この試合の意味を消化しきれないまま試合が終わってしまった。
結果として杉本が2試合連続ゴールを決めて日本が1-0で勝った。
ただそれだけの試合。
吉田が入ってDFラインが安定したのがせめてもの収穫かもしれない。
次のメキシコ戦はどう戦うのか。
本番を想定した戦いをしないまま本大会を迎えるつもりなのか。
コンディションさえ良ければそこそこやれる手応えがあるのだろうか。
そこまで成熟したチームとは思えないだけに不安が残る。