走ること ~エントリーから大会までのこと

からの続きです



当日
朝5時半に起きて、会社の先輩と車で会場に向かう。
7時過ぎに会場近くの駐車場に到着できて先ずは受付。
本部に行ったら、お祭りみたい!
エントリー受付はスマホのQRでできて、ゼッケンをもらうとテンションも上がってくる!
会場を回って、ゴール位置を確認、トイレを済ませて車に戻り走る準備
左太腿の付け根、左膝、左足首、右膝と膝裏にテーピングを貼って、ウエアに着替えて、
ゼッケンをつけて、靴紐をしっかり結んで。
スタートは10時だけど、40分前くらいからゴール予想時間毎に並んでスタートを待ちながら先輩に坂道の走り方など野口さんや山下さんに教わったことを確認

いよいよスタート
(マラソンの練習を始めてから “フルマラソンで完走したらゴールであの子が待っている”と言い聞かせて走ってきた。 練習も筋力も他の人より足りないかもしれないけどやらなきゃいけない気持ち。)

ゆっくり前の人が進んで行って100mくらい進むと徐々に走り出してくる
(テレビで見たマラソンの中に自分がいるのが不思議な感じ。
3ヶ月前だった絶対に考えてもいなかったフルマラソンに挑戦している事が自分を変えることだと思った)

最初の5㎞は良いペース(後で確認したら1㎞6分くらい)。 右手に海が見える道を走っていると一つ目のエイド(給水所)が見えてきた。人が多いのでそのまま走る。
11㎞のエイドでアクエリアスをいただいたら身体に染み渡る。
坂道でサブ4.5のペースランナーが見えてついていきたいけど、自分のペースを守ることを優先して集中する。
(走っているといろんな目的の人がいるように感じた。友達と一緒に歩いても良いからゴールしようとする人、 自己ベストを更新するために走る人、次の日に仕事だから無理しないようにと話しながら走る人…自分は誰かに勝つより、何時間以内に走れるより、自分に負けないように走ろうと思う)

朝から天候は曇っていて走っているときはちょうどいい体感温度だったけど、途中で降ってきた雨風が一気に身体を冷やしてくるけど寒さはそんなに感じなかった(いつももっと寒い時間に走っていたから慣れていたのかも)
自分の格好は、長袖の上にTシャツと長ズボンで、雑誌に教えてもらった手袋は本当に助かった。 ウエストポーチの中に、ゼリー飲料と塩分補給の飴にも助けてもらった。
(何事も始める前に知識を付けておくことは絶対必要だと思った。
事前に知ることと、やりながら知ること、終わってから気づくことがあわさると自分の骨になるし肉にもなる。違うことに挑戦するときにも役に立つ)

10㎞〜20㎞は、自分のペースを守ることを考えて脚が痛くならないように願う。
(何人抜かして、何人に抜かされたかわからない。人生みたいとわけのわからない悟りを開きながら走ってた)

20㎞過ぎた辺りから、脚に違和感が出てきてペースが遅くなってくる。
周りの人も遅くなってる人と抜かしていく人の差が出てくる。
(この辺りから周りの声援が励みになってきました。自己満足のために走ってるだけなのに、全く関係ない知らない人に「がんばれ」って言ってくれる気持ちが嬉しくて、その気持ちを無駄にしないためには絶対に止まっちゃいけない、歩いちゃいけないと思ってどんなに遅くても走り続けたいと思った)

23㎞辺りからの登り坂が脚の力を奪っていく。
この後のエイドでは、必ず水分を取るようにして、クリームパンかバナナもいただくようにした。
大会のエイド以外にも、みかんや飲み物を出してくれている方々が本当に心強かったです。

30㎞までは坂道のせいもあってか、すごく長く感じた。

•野口さんに教えてもらったように、登りは前傾姿勢で歩幅を小さくして、下りは後ろに体重を持っていき身体でブレーキをかける走り方でなるべく脚に負担がかからないように走る
•唄日和さんに教えてもらったように、足が止まりそうな時は手のふりを大きくするように意識すると足が前に出る

二つのことはためになりました! ありがとうございます。

30㎞超えてからの一番の上り道は歩いてる人もたくさんいて、何度も脚が止まりそうになったけど意地でも止まりたくなかった。
(「がんばれ」の声援に応えないと男じゃない!
今よりもっと辛い思いをしてきたんだから、これくらいで負けるわけにはいかない!)

上りが終わった後の下りは、足に負担がかからないようにスピードをセーブしているとどんどん抜かされていくんだけど、速く走ろうとすると転んでしまいそうなので手のふりを止めたり身体でブレーキをかけ続けるのも体力を消耗していく。

下りが終わると、あと35㎞くらいにきていて、1㎞毎の標識を見るたびに、
“まだ〜㎞か… あと〜㎞もあるのか…” と考えていると疲れが余計に出てくる気がして、
途中から“もう〜㎞! あと〜㎞走ったら終わってしまう!” と考え方を変えたら気持ちも楽になってきた。

この頃になってくるとラストスパートをかけたいのに、すでに脚力はなくなっていることに気づいてくる。
(“思うように足が出ない” “もっと速く走りたいのに足が動かない” いつでも止まってしまいそうになっているけど絶対に止まりたくない。
練習やスタートの時に考えていた “フルマラソンで完走したらゴールであの子が待っている” 思想はいつのまにか “いるわけない” に変わっていて “いないのに完走しても意味ない” と、悪魔の思想が出てくる。

でも、「がんばって」と応援してくれる人の力で足は前に出る。
“ありがとう!がんばる! がんばることしかできないから走る!”

でも、またしばらくすると余計な考えが出てくる


…たぶん、ゴールであの人は待っていない(悲

…でも、完走しなかったらもうあの人には会えないかもしれない(寂

…完走しても歩いていたら意味がない。 そんなダサいところ見せられない(だんだん元気


走って完走したら、きっと会える‼︎(涙目





そんな時に、
「ここから歩かなかったら5時間きれるよ!」
と声が聞こえてきた!

ありがとうおじちゃん! 5時間切ります!!


残り5㎞。 “走って完走できたら足がなくなってもいい” “死んでしまってもいい” と思いながら駆け抜けました。



まだ続く…