『冬雷』





「儚さ暮れ景色をただ眺めてる
冬に咲いた紫陽花の名残をほどく
水面拙く写る白黒十色
辿り着くのは神の知る運命と

遠回りばかりしては探してた
曇るあなたの影をまだ見つけられずに
潮騒と雪の香りあの日の記憶
黄昏の声と隠し太陽

鳴らない空に恵みの雨
偽り裂け蒼い三日月
凍え千切れ雲手繰り寄せ
心伝えば雪へと変わる

空に砕け散って放つこの言霊は
こうして生くる日の夢の続きと

身体に遺した積もる想い
殺した言葉をかき集め
澄ました闇に応えは無く
君の声を二人で焦がす

逃した泪の記憶を呼び
堪えきれず星屑流星
月の光が果てる頃に
もう一度出逢えるように」