食べ物の好みと異性の好みって関係する?
私は関係すると思っているのですがね。
パートナー有りの皆さま、どうなの?その辺。

ユングの提唱するアニマ・アニムス

アニマ:男性の持つ無意識下での女性イメージ♀
アニムス:女性の持つ無意識下での男性のイメージ♂
それには人間の精神的な成長段階と共に変容していく


♀アニマ

初期段階

母親、母親代理(アニマにのみ設定されている)
幼少期に守られていた母親イメージに最も近いアニマ
母親的な優しさ、甘やかしてくれる女性像を求める


第1段階

性的なアニマ
生命を生み出す女性に性的な興味を抱く段階、肉体的なアニマ
周囲に性的な話をしたり、外見的なセクシーさに強く惹かれる


第2段階

ロマンチックなアニマ
純愛小説に見られるような純粋で、肉感的ではないアニマ
「女性ならだれでもよい」段階から、「ひとりの女性の人格を愛する」段階になった状況
一途にロマンティックな恋愛を求めるような行動へと繋がる


第3段階

霊的なアニマ
人間的な恋愛対象ではなく、癒しや救いを与えるスピリチュアルなアニマ
聖マリア、マザーテレサといった人類を愛の力で救うようなイメージに惹かれる


第4段階

叡智のアニマ
静かな優しさと叡智を兼ね備えたアニマ
第3段階よりもさらに中性的な特徴が強くなる
美しい仏像や観音像などがこれにあたると言われる
 

♂アニムス

第1段階

力のアニムス
肉体的な力を持つアニムス
スポーツ選手やヒーローのような逞しさや力強さを持つ男性像


第2段階

行為のアニムス
意思や目的を持つアニムス
決断力や行動力のある男性像


第3段階

言葉のアニムス
言葉で的確に表現をする力や、言葉の力で人を惹きつけたり動かしたりする力を持つアニムス
自ら言葉で人を導く事に魅力を感じたり、表現力や人を動かす言葉の力を持つ男性像


第4段階

意味のアニムス
意味を与える力を持つアニムス
状況や行為に意味を与えてくれる精神的なリーダーとしての男性像
 

アニマ・アニムスの融合

結局のところ、人間は上記精神状態の発達に伴い、
自己の確立を進めて行き
最終的には相手に求めるのではなく、
自分自身の中にある男性性/女性性を統合するらしい

で、ここで冒頭の

食べ物の好みと異性の好みって関係する?
私は関係すると思っているのですがね。
パートナー有りの皆さま、どうなの?その辺。


に繋がる訳だが、歳を取ると味の好みが変わるんだけれども、
それは味蕾の発達によるものではあるんだが、
一方で精神的な変化による欲求も変わってくるから、
そのような変化が訪れるんだと考えることも出来るかなと思って。


味の好みが変われば好きな人も変わる

小さなころスポーツが出来る人が好きだったり
中学生になるとクラスを引っ張るような人がいいな~と思ったり
大人になって関わった演出家や役者に魅力を感じたり
管理職になってメンター的長老に尊敬の念を抱いたり

自分を振り返ると着実に変容していっているなぁと思うのだが、
それと共に味の好みも変わっているのも確かで

ジャンキーな物に憧れたり
自然派食品がいいよね!って思ったり
滋味あふれる和食に傾倒したり

そうすると、パートナーを持つ人は相方が同じように変容していかないと
辛いのかな?と思ってしまって


「性格の不一致」って聞くけど「味覚の不一致」に注目すると
早めに相手の変化が分かるんじゃないかな?と思った次第


シングルでぼや~と暮らしてきた私としては
どうなのかな?と単純に興味が湧くのでした