ΠΛΑΝΗΤΕΣ | アニメ・漫画~まとめ・解析~

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ΠΛΑΝΗΤΕΣ


2003年 2位


プラネテス Blu-ray Box 5.1ch Surround Edition/バンダイビジュアル
¥54,000
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評価

登場人物も皆魅力的で、ストーリーも中盤までは1話完結型で各登場人物にスポットを当てていくようなものが多いが、中盤以降は主人公の夢にかけた挑戦と、テロリストとの戦いなど、硬派でシリアスな展開になっていく。特に最終回はとても感動してしまった



・見応えのあるパート(回)が多数そんざいする。宇宙産業を地上の大国間のエゴの対象として描写したり、組織間の思惑や大人の事情の描写の豊かさ、エゴ的意味合いが強い産業で働く中の人々の様々な人生観描写、そういうものが中盤~後半によく描かれている。俗に悪ととらえられている事象も差別無くシナリオに盛り込まれている。メルトダウンで大勢死亡、でも記者会見で責任者はその失敗をバネに更なる事業の継続を口にする、とか、現実社会を参考によく描かれています。



・序盤は無視するとして、中盤以降は、なんというかむき出し感、リアリティーがどんどん強くなっていった作品だった。だから最後でダークタナベ化させておけば、その中盤以降のむき出しのイメージを結末までもっていき、作品全体のイメージとすることができただろう。実際は、最後で中盤以降のむき出しのリアリティーとは別の、もっとメタ視線、作者視線の大きなテーマを表現することをとり、その犠牲として中盤以降の各話のむき出し感、リアリティーの角がとられて丸くさせられた、という感じがある。



・この作品は原作がまだ3巻しか出てない時に制作されたものですが、スタッフは原作者の描きたかった事をよく理解していますね。よくSF作品への批判に「この世界(舞台)でやる必要なくね?」て言う人がいますが、SFとはこの原作者のコメントにある様な事を描きたい人が描いたものだし、SFを好む人はそういう作品を観たいんです。この世界(舞台)で平凡な話しをやるから意味があり、そしてそれこそがSF作品をSF作品たらしめているリアリティなのです。




・仕事の危険さも描かれている。初めてやる仕事に対する興味やハチマキのどこか見守っている所が描かれる。俺が宇宙船買ったらおかしいか!と喧嘩するほどなので気持ちが伝わる。仕事はかなりリアルに描かれています。夢なんかないと不満も言うけれど人の命がかかったりする危険な仕事に立ち向かうハチマキのまじめさが見て取れます。



・キャラクター達に目を向けてみると、脇を占めるサブキャラクター達はそれぞれ一定以上の存在感をみせていたように思う。評判はあまり良くないようだけど、忍者さん達も個人的には結構好印象だったり…(この辺のサブキャラはおろかデブリ課のメンバーのほとんどもアニメオリジナルのキャラクターだと知った時は、あまりの衝撃で目が点になりましたよホント…)。




・何年も前のテレビ放送を数回しか視聴していないので、いまだに残っている「印象」で書いてしまいます。 宇宙が舞台の作品世界を、SFやファンタジー色を排し、リアルで堅実な背景の下地を作ったからこそ、 そこで展開される、特殊で過酷な環境に置かれた人々のドラマが濃密なリアリティを持った。 「スペースデブリ」という着眼点も独創的でした。




・本作で描かれている「月への移住」「人工衛星での生活」「木星圏の開発」などは、半世紀くらい前の未来予測では今世紀前半にも実現できるものだと思われていた。宇宙開発方面の科学技術の実際の発達スピードが、まったく追いついていないのが現状なのだが、本作が提示したそれらの「具体的イメージ」は、観る者の心の奥底に「宇宙生活へのあこがれ」をクッキリと刻み込むことになっただろう。何とか生きている内に月の都市から「地球の出」を見てみたいものだ




・きっちりと話のオチをつけED曲が流れてくるところは、スッキリとして後味が非常に良い