惡の華
2013年 38位
あらすじ
変態の春日高男は抗いきれぬ衝動のままに、密かに想いを寄せる佐伯奈々子の体操着に手を掛けた
ハアハア、そしてハナガサキマクリます
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評価
・一話目の衝撃度が強すぎたせいか、その後は徐々に落ちて行ってマンネリしてきて個人的にはイマイチかなと感じ始めていたところなんだけど、ちゃんと意味とか答えがあってただ奇抜さとか変態行為とかを狙うんではなくそういうところでは繋がっていて他の作品とは違うってところを見せてくれた。
・純文学的なアプローチというのか、ロトスコープという手法や極端に長い間の取りかた等、アニメやドラマのお約束を排した表現をしようとしている作品。各種デザインや不気味なEDも大時代な雰囲気で純文学っぽさを表現していて、本棚にしまいこんだ本の古びた紙とインクの匂いがするような作品です。
・仲村さんの存在感。とにかく強烈。何考えてるかわからん。眼鏡外すと結構可愛いですよね。宇多田ヒカルっぽくて。しかし、原作の仲村さんが可愛過ぎてびっくり。原作から入ってたら私はガッカリしてたかもしれない。でも、こんな萌えアニメを否定してるようなアニメでも私は仲村さんに萌えてやったぜ。どうだ私の萌え力。
・原作がまだ続いてるのかどうなっているのか分からないけど、最後のシーンで分からないところがあったのは原作が続いてるシーンなのか、二部へと続いて行くシーンだと思うんだけど、あれを見ると一部より面白そうだし期待させられるし早く観たいって感じで一部が単なる序章に過ぎないんだなと思わせる内容だった。
・毎回続きが気になってしょうがない。女の子の体操着1つでここまで観る人を引き込む話を作るってのは凄い。たいした話ではないんだけど、思春期の男子学生には女の子と付き合うのも、クラスに体操着を盗んだ事がバレるのも一大事ですからね・・。
・主人公の事を変態だと分かったり体操着を盗んだ犯人だと分かったりしても嫌いになったり軽蔑するどころか、嬉しいと言うのはある意味意外性があったけど何となく理解出来たりもする。私の事を思ってしたことなら嬉しいって言うのが、佐伯さんも変態なのか性格からなのかそこまで好きな深い理由は描かれてないけど妙な説得力があった。
・ロトスコープという技法が多くの視聴者の間で話題となり 4月期のアニメの中でも一気に注目を集めた本作ですが、ただ注目を集めたとは言っても実際の所は普通のアニメとの違いに対して拒絶反応を示した視聴者が多かったのだけど、まあロトスコを用いた点に付いて色々と賛否は有りそうですが、でも結果的に言えばロトスコに関しては単なる話題集めと初見時に対するインパクトの強さ以上の効果は無かった様に思えましたね。
・まだ見ていない人たちが非常に羨ましくなる怪作。こんな気持ち、カブトボーグ以来だよ。今となってはネット配信とか生放送でみんながワイワイコメントして楽しめるという時代だけれど、このアニメに関してはぼくたち視聴者が表情に浮かべる"感情"こそが感想として示されている。だからまだ見ていない人たち5、6人を密室に閉じ込めてこのアニメ全12話を見せたくなる。
・原作漫画は知りませんが、このアニメがしたかった事って、「人間の醜く浅ましい本性」を、破滅的だった人生を辿ったボードレールも題材にして、赤裸々かつ過激に描きたかったという事だったのですかな?しかし、そうした普遍的でもあったテーマを描くには、このアニメは甚だ中途半端でしたね。
・これ2部は確定なのでしょうか? あれで2部やらなかったら、色々残念な作品になってしまうなぁ。 作品としてリアリティと田舎の閉塞感の表現はバツグンだったぶん、間の取り方が極端で冗長な印象の作品になりましたね。原作の時点で人を選ぶ作品でしたが、深夜ドラマ風の作りとロトスコープのおかげで、より間口が狭まった感があります。
・間違いなく万人向けではありません。ていうか勧めたら「ふざけんな!」ってボコられるヴィジョンが数割見られます。まずロトスコープを活用したリアリティ溢れる人物画の時点で拒否反応を起こす人は少なくもないでしょう。