さて新車発表まで1か月ほどになったので、今シーズンのシートの現状を見ていくことにしよう。
☆マークに関しては可能性は高いがチーム側からの発表がないものを指している。
メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム(ドイツ)
ルイス・ハミルトン(イギリス)
バルテッリ・ボッタス(フィンランド)☆
王者ロズベルグの突然の引退でまさかシーズンオフにドライバーを探す苦労をするとは思っていなかったメルセデスAMGはどうもメルセデスパワーユニットを使用するウィリアムズからボッタスの強奪に成功しそうである。
ただ2018年にはアロンソ、ベッテルとトップドライバーの契約が切れるだけにボッタスは1年で放出されるのでは?と考えたりするが、もしかするとハミルトンがチームに嫌気がさして古巣のマクラーレンに戻るかもしれない。
レッドブル・レーシング(オーストリア)
ダニエル・リチャルド(オーストラリア)
マックス・フェルスタッペン(オランダ)
今シーズンは空力が重要視され、マシンが変化するだけに大化けする可能性のあるレッドブルは昨年同様のラインナップ。
メルセデスAMGのドライバーが不安定な現状では全チームで最も強力なドライバーラインナップと言えるかもしれない。
ただワールドチャンピオンを狙うには物足りない気もする。
スクーデリア・フェラーリ(イタリア)
セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
キミ・ライコネン(フィンランド)
チーム代表というよりもフェラーリのCEOがモンテゼーモロからマルキオンネに変わっていこう明らかに低迷しているフェラーリ。
チームがミハエル・シューマッハー加入以前の暗黒時代に戻ったかのようで心配。
すでに昨年からベッテルはチームに不満を無線で何度も言っているように今年もマシンがダメなようであれば内紛がさらに激化する可能性もある。
ライコネンはいつでもマイペースなのであまり変わらないとは思うが。
サハラ・フォース・インディアF1チーム(インド)
セルジオ・ペレス(メキシコ)
エステバン・オコン(フランス)
ニコ・ヒュルケンベルグのルノー移籍によりオコンがシートに収まることになったフォース・インディア。
毎年のように資金面で苦しいとは言われるものの、マシンの完成度は高く、昨年はついにコンストラクターズランキングでウィリアムズを抜いてメルセデスのパワーユニットカスタマーで最上位のチームとなった。
開発姿勢が変化しないことを考えると今年も面白い存在になりそうである。
ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング(イギリス)
ランス・ストロール(カナダ)
フェリペ・マッサ(ブラジル)☆
18歳の新人ストロールは決定しているものの、ボッタス次第でマッサの復帰もありえるウィリアムズ。
メルセデスはカスタマーに育成ドライバーのパスカル・ヴェアレインを乗せたかったようであるが、ウィリアムズのタイトルスポンサーであるマルティーニの事情で拒否された模様。
新人の教育のためにも1年間はマッサにお願いするしかあるまいというのがウィリアムズの現状だろう。
ボッタスをメルセデスAMGに渡すことで相当額のパワーユニット代金が割り引かれるということも聞かれているらしいので。
マクラーレン・ホンダ(イギリス)
フェルナンド・アロンソ(スペイン)
ストフェル・バンドーン(ベルギー)
バトンの引退により、GP2王者で昨年は修行とレース感覚維持のために日本のスーパーフォーミュラに参戦していたストフェル・バンドーンがいよいよ本格的にF1デビュー。
才能だけで言えば間違いなくフェルスタッペンなどとともに将来のワールドチャンピオンを争う逸材なだけに、どの程度の走りを見せるかに注目だろう。
マクラーレンはこれまでチームを指揮してきたロン・デニスが追放され、デニスが連れてきたと言われている元VWワールドラリーチーム代表のヨースト・カピートもチームを離れると言われているので、体制面で心配が残る。
ホンダが完全新設計のパワーユニットでどの程度メルセデスパワーに迫れるかどうかと、マクラーレン側も空力面での追及を行わなければ、いくらパワーユニットが進化してもトップに追いつくことはできないだろう。
いつまでもマクラーレンが悪い、ホンダが悪いと犯人探しをしている場合ではないのだ。
ハースF1チーム(アメリカ)
ロメイン・グロージャン(フランス)
ケビン・マグヌッエン(デンマーク)
参戦1年目にして力を発揮して周囲を驚かせたハース。
やはり参戦前からフェラーリとしっかりと提携したうえでマシンを仕上げたのが大きかったと言えるのだろう。
しかしやはり新興チームということで後半戦は開発速度が鈍ったために苦戦したものの、1年目で何度も入賞できれば十分に及第点だろうと思われる。
フェラーリとの提携は今年も継続されるわけだが、今年も昨年のように速さを見せることができるだろうか?
レギュレーションが大きく変わるだけに注目と言えるだろう。
スクーデリア・トロ・ロッソ(イタリア)
カルロス・サインツ(スペイン)
ダニール・クビアト(ロシア)
トロ・ロッソは今シーズンからフェラーリからルノーにパワーユニットが変更されるので、昨年までの型落ちを使用していたマシンよりも速くなる可能性が高いチームであると思われる。
サインツ、クビアトともに決して悪いドライバーではないのでマシンさえ提供することができれば躍進する存在になるはずだ。
ルノースポールF1チーム(フランス)
ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)
ジョリオン・パーマー(イギリス)
ワークス体制復帰後2年目となるルノースポールだが実質的には今年が1年目のようなものといえる。
マシンもパワーユニットも完全新設計で臨むので昨年までのように入賞すら厳しいことにはならないのではないかと思われる。
ただロータスからルノーに売却されるときに有能な人材が多く離脱してしまったと言われているので、そこが心配だ。
ザウバーF1チーム(スイス)
マーカス・エリクソン(スウェーデン)
パスカル・ヴェアレイン(ドイツ)☆
最下位争いをしてしまう程度にまでザウバーがチーム力を落としてしまったことは残念でならないが、ブラジルGPの入賞でなんとか分配金が入手できる順位はキープしたのでチーム存続には大きかったと言える。
ただチーム存続のための成績を残したフェリペ・ナスールは今年はシートを喪失するのではと言われており、そのシートに座るのはメルセデス育成のヴェアレインではないかと言われている。
これは将来的にザウバーをメルセデスのジュニアチームとして位置づけたいという思惑があると言われているので、数年後にはメルセデスパワーユニットを使用するチームになるのかもしれない。
マノーF1チーム(イギリス)
そもそもチーム存続がふめいなのですべてがわからないマノー。
なんとか生き残ってほしいとは思うが、どうにかならないだろうか。