ジュネーブショーが3月1日から開催されたのであるが、出展されている欧州メーカーの日本車と比較してどうにもならないと思えるほどの高性能な車のオンパレード。

環境性能で車の性能が廃れるのではと言われたのは、もはや今や昔。

ブガッティ・シロン、ランボルギーニ・チェンテリオン、フェラーリGTCルッソ、アストンマーティンDB11、ポルシェ・911Rなど500馬力を平気でオーバーする車のなんと多いことか。

世界でもかなりの台数を販売する日本のメーカーであるが、日本のメーカーで500馬力オーバーの車はわずか2車種しかない。

日産GT-RとホンダNSXの2車種である。

欧州はスポーツカーメーカーが多いのだから、日本車と比較するのはナンセンスだと言われるかもしれない。

それは違う。

欧州のメーカーはスポーツカーだけでなく、通常のラインナップにあるセダンやクーペでも平気で500馬力を超える車がごろごろあるのだ。

メルセデス、BMW、アウディのジャーマン3にはそれぞれAMG、M、RSのモデルが存在しており、高性能な車を常にラインナップして顧客を引き付けている。

日本メーカーからそのような車種を購入しようとすると選択肢はレクサスGS・FかRXC・Fしかないのだ。

高性能な車が素晴らしいというわけではない。

私は顧客が選択できる余地をしっかりと提供している欧州メーカーに対して日本のメーカーはこれいじょうは公道を走るのには必要ないでしょうということで、あまりにもリアリストになり、車にあこがれを抱くようなことを否定しているように思われる。

高額な車は多くは売れない。

それは確かである。

だがそれでも作る価値はある。

それはブランドを継続的に人々のあこがれの対象として維持することが可能だからである。

高いイメージを維持し続けることに成功している最たる例がフェラーリとポルシェなのではないかと私は考えている。

日本のメーカーにいきなりフェラーリやポルシェのような性能の車を作れとは思わないが、ブランドイメージを高めるためにもスポーツカーだけでなく、セダンやクーペであっても高性能なモデルは絶対に必要だと思われるのである。

ハイブリッドカーの考え方も日本と欧州では大きく異なる。

日本はプリウスに代表されるように、とにかく燃費が最優先であり、走る楽しさであったり乗り心地はそのあとである。

現行のプリウスは多少マシになったが、3代目のプリウスは完全にサスペンションが不快になるレベルであった。

大して欧州メーカーはハイブリッドを電気ターボとしても使用しているのがおもしろい。

燃費も確かに規制がきつくなっているので世界中のメーカーが考えているのであるが、エンジンとは異なる電気を使った面白さというものをハイブリッドに付け加えることを日本メーカーにも期待したいものである。

なにしろ世界で初めてハイブリッドを完成させて発売したのは日本メーカーなのだから、今後も世界をリードできるような車を開発してもらいたいと思う。

日本メーカーだと小排気量の車だと非力な車が多いのであるが、欧州車はプジョー308GTI、BMW・M2、アウディS1、ルノー・ルーテシアRSなど小排気量でも燃費が良くスポーツカーというものが存在する。

日本車で同じジャンルを購入しようとしても、そもそも選択肢すら存在していないというのが悲しすぎるのである。