来年からF1に新規参戦するアメリカのハースF1チーム。

元々はアメリカで開催されている人気シリーズであるNASCAR(ナスカー)のチームを所有するジーン・ハースが立ち上げた新チームである。

これまでの新チームと違うのはすでに資金力がある程度あり、アメリカでの人気カテゴリーでレース経験が豊富なチームであるということが大きな違いだろう。

ハースは実にしたたかでレギュレーションの盲点をついてフェラーリとさまざまなものを協力関係を結んでいる。

シャシーに関してはF1にはチームはコンストラクターでなければならないという規定があるのでフェラーリのものをそのまま使用することはできないが、パワーユニットやギアボックス、サスペンションなどの多くはすでに速さを見せているフェラーリのマシンからそのまま移植できるマシンの作り方をしている。

チームオーナーのジーン・ハースはフェラーリのBチームだという言葉を嫌っているようであるが、ここまでフェラーリが関与していると、どうしてもフェラーリのBチームであるとしか言いようがないのも事実である。

そのハースが来年のドライバーとして現在ロータスから参戦中のロメイン・グロージャンのっ獲得を発表した。

もう一人はフェラーリの育成ドライバーであるエステバン・グティエレスが発表されるのだろうと思っていたのだが、会見ではあくまでもエースドライバーとしてグロージャンが加入することだけを発表した形となった。

資金難にあえぐロータスは正式にルノーが買収し、来年からはルノーF1チームとしてワークス体制で臨むことが確実となっている。

そのワークスチームのシートを蹴ってまで新チームのハースへの加入を選択したグロージャン。

その裏には2年後のフェラーリ入りを目論んでいることがわかる。

キミ・ライコネンの契約が来年までとなっているフェラーリはその後任ドライバーを探さなければならず、その候補としてあがるにはフェラーリと近いチームに所属して参戦していた方がデータの比較でライコネンとの差がわかりやすいだけにグロージャンが速さを見せていればライコネンの後任としてマラネロに迎え入れられる可能性も高いというわけである。

だがまだハースF1チームの概要がはっきりしてないので本当に速いのかどうかは不明。

来年型のマシンが登場するころにはフェラーリのマシンと比較ができるので速さも予想することができるのだろうが。

グロージャンの選択がどうなるか楽しみである。