日曜日に行われたF1第13戦シンガポールGP決勝。

ナイトレースで美しいシンガポールの光景が映し出されて魅力的なGPである。

優勝したのは今シーズン初のポールからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)で今シーズン3勝目。

ベッテルはF1通算で42勝目となりアイルトン・セナと並んでいた41勝目を超えてF1の歴代勝利数でミハエル・シューマッハーの91勝、アラン・プロストの51勝に続く歴代単独3位へと浮上した。

2位には今シーズン絶不調のダニエル・リチャルド(レッドブル)。

3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が入り、最強のメルセデスが存在しない表彰台が形成された。

これまで最強を誇っていたメルセデスは突然の失速。

ポイントリーダーのハミルトンはリタイヤでロズベルグは4位での完走。

メルセデスは現在は失速の原因は不明と発表しているが、私が思うにメルセデスの失速の原因はタイヤの内圧にあると考えている。

スパで行われたベルギーGPでロズベルグとベッテルのタイヤのバーストによりFIAがタイヤの安全性のためにレースで使用するタイヤの内圧を指示。

次に行われたイタリアGPではメルセデスが勝利したもののタイヤの内圧が指定されたものより低かったことで問題になっていた。

イタリアGPではタイヤの内圧が低かったのはタイヤウォーマーを早めに外したために下がったものと判定されておとがめなしとなったものの、シンガポール以降では厳しく内圧が監視されることになった。

これによりこれまで低い内圧で戦っていたメルセデスにマシンバランスの破綻が発生したと考えると整合性がつくのである。

今週末に行われる日本GPでもメルセデスが失速するようであれば、内圧がメルセデスを失速させた原因だということが確信に変わるだろう。

ただ日本GPでメルセデスが速さを取り戻すようであれば、たまたまシンガポールの市街地コースが合わなかっただけとも言えることになるので今週の日本GPが大注目となる。

F1第13戦シンガポールGP決勝結果は以下。

1位  セバスチャン・ベッテル(スクーデリア・フェラーリ)
2位  ダニエル・リチャルド(インフィニティ・レッドブル・レーシング)
3位  キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ)
4位  ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
5位  バルテッリ・ボッタス(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)
6位  ダニール・クビアト(インフィニティ・レッドブル・レーシング)
7位  セルジオ・ペレス(サハラ・フォース・インディアF1チーム)
8位  マックス・フェルスタッペン(スクーデリア・トロ・ロッソ)
9位  カルロス・サインツ(スクーデリア・トロ・ロッソ)
10位 フェリペ・ナスール(ザウバーF1チーム)
11位 マーカス・エリクソン(ザウバーF1チーム)
12位 バスター・マルドナード(ロータスF1チーム)
13位 ロメイン・グロージャン(ロータスF1チーム)
14位 アレキサンダー・ロッシ(マノー・マルシャF1チーム)
15位 ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャF1チーム)

以下リタイヤ

ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
フェリペ・マッサ(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)
ニコ・ヒュルケンベルグ(サハラ・フォース・インディアF1チーム)



シンガポールが低速サーキットということでチャンスがあると語っていたマクラーレン・ホンダは結局2台ともリタイヤに終わった。

予選ではいつもよりは少しはマシだっただけに期待したのであるが、やはり今シーズンのパワーユニットではトークンを使用しての小規模の改良ではもうどうにもならないことが判明したと言える。

来シーズンに向けて大きな改良をしない限りはマクラーレンが復活することはないだろう。

日本GPでは多くの観客がマクラーレンを期待するのだろうが、がっかりな結果になることだけは断言しよう。