昨日行われたWEC(世界耐久選手権)第4戦ニュルブルクリンク。

ドイツでは今シーズンF1が資金事情によりキャンセルされたために世界選手権はWECとラリードイツのWRCがメインということになる。

ニュルブルクリンクで行われるWECは初。

ニュルブルクリンクというと自動車メーカーが性能の高さを見せるためにタイムアタックを行うことで有名なノルドシュライフェが有名であるが、WECのマシンのような高速マシンにはコース幅が狭く、クラッシュした時のランオフエリアがほぼないノルドシュライフェでのレースはあまりにも危険なのでニュルブルクリングでも使われるのはグランプリコースのみ。

F1と同じコースを使う6時間レースと言うことになった。

予選ではル・マンでようやくマシンの真価が発揮されたポルシェが圧倒。

フロントローを独占。

2列目にはアウディ。

昨年のWEC王者であるトヨタはポールのポルシェから2秒遅れの5番手、6番手と予選ですでに勝負にならないくらいの差をつけられていた。

レースが始まってもポルシェは圧倒的な速さを見せる。

だがレース途中でポルシェの17号車、18号車ともにトラブル発生。

アウディとトヨタはどちらのマシンにもトラブル発生せず。

それでも優勝したのはポルシェということで、いかにポルシェのマシンが速いかということが理解できると思う。

ポルシェの優勝したマシンをドライブしていたのはマーク・ウェーバー、ブレンダン・ハートリー、ティモ・ベルンハルトと3人。

F1から転向したウェーバーは参戦2年目でWEC初優勝となった。

レッドブル育成ドライバーからポルシェワークスに抜擢されたハートリーにも今後は期待。

将来のポルシェのエースとなれるドライバーだけにハートリーは上手く育ててほしいものである。

トヨタは今回も一度もトップ争いすることなく終戦。

アップデートを施してもポルシェのけた違いの加速力に敵うとは思えない。

これはマシンの設計の問題で電気をポルシェは8Mジュール使用しているのに対して、アウディとトヨタは少なめの仕様を採用している。

結果として一気にパワーを放出できるポルシェのマシンがストレートで圧倒的な速さを得ることに成功している。

アウディとトヨタがポルシェに対抗するにはマシンのコンセプトを根本から見直して作り直すしかないだろう。

昨年型の改良で戦えるだろうと慢心していたように思えるトヨタには猛省を促したい。