先週末に開催されたインディカーシリーズ第15戦ボコノ。

そのレースで大事故発生。

レース終盤でその時トップを走っていたセージ・カラム(チップ・ガナッシ)がリアを滑らせてコンクリートバリアに激突。

マシンは当然大破。

カーボンで作られたマシンの鋭利な破片が周辺に飛び散る。

その破片が後方を走行していたジャスティン・ウィルソン(アンドレッティ・オートスポーツ)の頭に直撃。

当然レースはイエローコーションになったのであるが、マシンを撤去している最中にもウィルソンが全く動かなかったのでこれはマズイのではと心配していた。

レースはその後再開されたのであるが、ウィルソンはドクターヘリで病院に搬送されたことだけがレースの中継では報道されていた。

レース結果は結局ウィルソンと同じチームのライアン・ハンターレイが優勝し、佐藤琢磨が6位と好成績を残している。

が本日、病院に搬送されていたウィルソンが死亡したことが発表された。

イギリス出身のウィルソンは37歳。

かつてはF1でも弱小チームであったが走行の経験もある。

インディカーでは7勝を挙げておりトップドライバーの一人であった。

今シーズンからホンダとシボレーという2つの参戦エンジンメーカーにマシンのエアロキットを開発を認めているインディカーであるが、このエアロパーツがなかなか曲者でかなりの回数で問題を起こしている。

細かいパーツが接触で飛び散るために事故になりやすいのだ。

今回はウィルソンの死亡という最悪の結果を招く形となった。

原因がすべてエアロキット開発を許したインディカーにあるとは思わない。

モータースポーツは元々F1やインディカーなどのオープンホイールのトップカテゴリーだけに限らず危険なものである。

そして危険を承知したうえでモータースポーツは開催されているのである。

インディカーはウィルソンが死亡したという悲痛な事故の後でも開催されるし、モータースポーツがなくなることはない。

だがドライバーを含めてサーキットで人が死亡する事故は極力なくさなければならない。

安全性を見直す契機にしなければならないだろう。

F1では昨年の事故から治療していたジュール・ビアンキが先日死亡した。

今度はウィルソン。

すべての人が考えるときだろう。