昨日行われたF1第11戦ベルギーGP決勝。

優勝はポールからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)で今シーズン6勝目。

通算39勝目で現役では41勝のセバスチャン・ベッテルに次いで2位。

歴代でも91勝のミハエル・シューマッハー、50勝のアラン・プロスト、41勝のアイルトン・セナとセバスチャン・ベッテルに次ぐ歴代5位。

歴代勝利数の上位5位の中で2人が現役というのは凄い。

ハミルトンはスタートこそ危うくケメルストレートエンドでストレートスピードがけた違いに速いフォース・インディアのセルジオ・ペレスに抜かれそうになったものの、その攻撃を防御して以降は危なげなく勝利。

2位に入ったランキング2位のニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)とのポイント差を28ポイントにまで広げることに成功した。

3位にはチームが資金的に苦しく、ベルギーGP終了後にはマシンが差し押さえられる危機に見舞われていたロータスのロメイン・グロージャンが入って今シーズン初表彰台を確保。

ルノーワークス復帰が噂されるロータスであるが、この成績がルノーのワークス復帰を後押しすることになるかもしれない。

最終的にルノーがワークス復帰するかはコスト意識に厳しいルノーのCEOであるカルロス・ゴーンの判断によるだろうが、ルノーは市販車でもルノースポーツモデルなどモータースポーツを意識したモデルも多いだけにF1でのワークス復帰には価値があると私は考える。

ただそのためには現状の壊れすぎるパワーユニットのままではダメなので開発体制を全面的に見直し、パワーユニットのコンセプトも見直す必要があるだろう。

ランキング3位のセバスチャン・ベッテル(スクーデリア・フェラーリ)は終盤にリアタイヤがバーストしてしまい無念のリタイヤ。

記録上は一応完走扱いではある。

さすがにミディアムで30周を走りきるという戦略には無理があったようである。

今回はピレリタイヤがバーストを何度か起こしているので、またタイヤの耐久性や安全性が問題になりそうである。

ベルギーGP決勝の結果は以下。

1位  ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
2位  ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
3位  ロメイン・グロージャン(ロータスF1チーム)
4位  ダニール・クビアト(インフィニティ・レッドブル・レーシング)
5位  セルジオ・ペレス(サハラ・フォース・インディアF1チーム)
6位  フェリペ・マッサ(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)
7位  キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ)
8位  マックス・フェルスタッペン(スクーデリア・トロ・ロッソ)
9位  バルテッリ・ボッタス(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)
10位 マーカス・エリクソン(ザウバーF1チーム)
11位 フェリペ・ナスール(ザウバーF1チーム)
12位 セバスチャン・ベッテル(スクーデリア・フェラーリ)
13位 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
14位 ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
15位 ロベルト・メリ(マノー・マルシャF1チーム)
16位 ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャF1チーム)


パワーユニット改良にトークンを使用して新型を持ち込んできたマクラーレン・ホンダであるがエンジン全開率の高いスパでは全く相手にならず。

チームもドライバーも予想外だった模様。

ファンとしてもガッカリ度高い成績であった。

シンガポールでは対抗できるのではといわれているが、ベルギーの結果を見ると不安になってきてしまった。

チャンピオン争いはベッテルが痛恨のノーポイントに終わったので実質的にメルセデスAMGの2人の戦いに絞られたとみていいだろう。

全19戦なので残りは8戦。

ベッテルにも計算上はまだまだ可能性はあるが、メルセデスAMGのマシンがここから急に遅くなったり壊れやすくなったりすることは考えにくいので除外されるだろう。

ハミルトンは2年連続3度目の王者を狙い、ロズベルグは初の王者をそして父ケケ・ロズベルグに続き親子での王者を目指す。

私はすでにメルセデスのチーム内での序列はハミルトンが制していると思っているのでチャンピオンは今年もハミルトンだと予想している。

ロズベルグが予想を覆してくれるには、今シーズン11戦10回のポールと抜群の速さを予選で誇るハミルトンを止めない限りはどうにもならないだろう。