昨年の日本GPでクラッシュし意識不明のままの状態が続いていたジュール・ビアンキ。

9カ月の闘病の末先日亡くなった。

現地時間の21日にビアンキの故郷であるフランス・ニースで葬儀が行われる。

今週はF1ハンガリーGPが行われる週末であわただしいだろうが、数多くのドライバーや関係者がビアンキを見送ることだろう。

さてFIAは今回の訃報を受けてビアンキがマルシャ時代につけていたカーナンバーの17を永久欠番とすることにしたようだ。

これはビアンキの冥福の祈るのもたしかだろうが、安全をより強く推し進めるというFIAのメッセージでもあると私は受け取っている。

ビアンキの死亡事故以前にドライバーが死亡したのは21年前のサンマリノGP。

この時にはアイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーが亡くなった。

サンマリノGP以降F1の安全性は飛躍的に向上。

クラッシュテストも厳しくなったし、ドライバーの首を保護するためにハンスデバイスなどの義務化がなされているようになった。

しかしモータースポーツというものは、どれだけ安全対策をしたといっても完全にリスクがゼロになると言うことはあり得ない。

これは皆さまが普通の生活で車を運転しているときも同じである。

最近の車はレーダーで安全を確保しドライバーのミスを感知した場合には自動ブレーキなどを行って事故を防ぐように努力しているが、それでも完全に自動車の死亡事故がなくなることはありえないと思っている。

自動運転になればそんなことはないと主張するかもしれないが、それでも私は死亡事故はなくならないと思っている。

電子制御技術がすべてにおいて完璧であることなどありえないからだ。

ともかく本日はビアンキの冥福を心よりお祈りしたい。

もしかしたら来年にはフェラーリのレギュラードライバーであったかもしれないという有望なドライバーの死に私は残念でならない。

ビアンキよ、安らかに。