八百長疑惑とアジアカップ早期敗退により、わずか就任半年でサッカー日本代表監督を解任されたハビエル・アギーレ氏。

そのアギーレ氏の後任の監督交渉だがかなり難航しているようである。

すでにクラウディオ・ラニエリ、チェーザレ・ブランデッリといった代表でもクラブチームでも実績のある監督には打診をしたものの断られた模様。

報道ではいろいろな監督が名前が挙がるのであるが、それが本当に交渉しているのかどうかも怪しいとも思える。

ローマでゼロトップを開発し欧州での評価の高いルチアーノ・スパレッティ氏が候補に挙がっているが、日本サッカー協会が用意しているとされる監督のサラリーの3億で足りる監督とは到底思えない。

試合数の多いクラブチームの監督と試合数の限られる代表チームの監督のサラリーを比較するのは元々不公平であることは十分に承知しているがそれでも比較せざるを得ないだろう。

現在世界最高のサラリーを得るのはバイエルン・ミュンヘンを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督で日本円で約20億円以上。

有力監督のチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督なども軒並みサラリーは10億以上。

はっきり言って欧州で指揮を執る有力監督のサラリーは並みの選手よりもはるかに高いのだ。

そのような監督を望みながらサラリーがわずか3億程度ではどこでも断られるだろうというのが一般的な認識ではなかろうか??

さらに欧州では弱小地域での指揮はいくら成績を残したとしても欧州での監督就任に何ら実績として評価されないというのも監督交渉が難しい理由になっている。

中国のクラブに元イタリア代表監督で元ユベントスの監督であるマルチェロ・リッピ監督が就任しているが、リッピ監督のサラリーは10億以上。

さらにはリッピ監督はもう欧州でのクラブチームの指揮は執るつもりがないことからも、中国のクラブが監督として迎え入れられたと言えるだろう。

そもそも前監督が八百長問題で解任されたというイメージ最悪の日本代表監督の座を好き好んで就任したいと言う人がいるだろうか?

私としては日本に思い入れのある監督であれば実績はこの際抜きにしてでもいいと思う。

候補としてはユーゴスラビアでワールドカップも経験し、レッドスター・ベオグラードでチャンピオンズリーグ出場経験もあり、さらには日本で選手経験も監督経験もあるドラガン・ストイコヴィッチ氏。

または鹿島アントラーズで選手経験があり、欧州ではインテル、ミラン、PSGのGMなどの経験のある元ブラジル代表のレオナルド氏。

この2人なら少なくとも日本のことをよく理解している。

日本が世界的には強くはない国であるということを認識している監督でないと強くはならないと思う。

必ずしも現在評価されている世界的な名将が日本代表の監督でも名将になる保証はないのである。