マクラーレンは今シーズンの新型車であるMP4-30を正式に発表した。

マクラーレンMP4-30画像

ノーズは昨年のアリクイのような不格好なものではなく、先に公開されたロータスに似たすっきりとしたものに変更されている。

この変更は多くは今シーズンのフロント処理のレギュレーション変更にあると思われれるが、デザイン性をマクラーレンが考慮してくれたものとも考えたい。

レッドブルから空力責任者のピーター・ブロドロモウを加入させ、復権を狙うマクラーレンにとってエイドリアン・ニューウェイの下で働いた経験を持つブロドロモウの存在は大きい。

あとは復帰してワークス待遇でパワーユニットを供給するホンダがどの程度の戦闘力を持っているかということだろう。

昨年のシーズン終了後に行われたアブダビテストでは暫定のマシンにパワーユニットを押しこんで走行したものの、トラブルばかりで、わずか5周しか走れていない。

これはメルセデス製パワーユニット用に設計されたマシンに強引にホンダ製パワーユニットを押しこんだ弊害だろうとも思われるが、ホンダ製パワーユニットに完璧に合わせられたMP4-30ではトラブルが発生しないことを祈りたいものだ。

注目されていたマシンのカラーリングは昨年までのシルバーを基調として赤のラインが入れられたもの。

シルバーアローと言われるメルセデスと決別したことでシルバーのカラーリングは無くなるのではと言われていたが、現在公開の映像ではシルバーを基調としている。

だがサイドポンツーンなどまだ塗られていない場所もあるので、正式なカラーリングは大きく変更される可能性もあるだろう。

私はフェルナンド・アロンソの加入により、アロンソのスポンサーであるバンコ・サンタンデールのロゴが大きく表示されるものと思っていただけに意外であった。

マクラーレンは今シーズンのタイトルスポンサーをまだ発表していないので、今後タイトルスポンサー発表時に正式なマシンのカラーリングが見られるのかもしれない。

チームのドライバーはフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンで文句なし。

あとは本当にマシンの完成度だけということになる。

2月1日から始まるへレステストが楽しみなのだが、へレステストで重要視されるのはタイムではなく走行距離だろう。

全く初めての状態で臨むホンダのパワーユニットにとってはとにかく多くの走行によりデータを蓄積することがなによりも重要となる。

なにしろ他のパワーユニットサプライヤーは1年前倒しで現在のものを完成させているわけであるし、さらには複数のチームにパワーユニットを供給しているので、噴出するトラブルも多くの者が対応できる。

しかしホンダ製パワーユニットはマクラーレンのみということで、とにかくマクラーレンは走行距離を稼いで少しでも多くのデータを蓄積して開幕戦のオーストラリアに臨みたいものだ。