フィアット・クライスラーグループは傘下のスーパースポーツカーメーカーであるフェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が退任することを発表した。

23年の長きにわたりフェラーリを指揮してきた指導者がフェラーリを去ることになる。

F1でミハエル・シューマッハーを招へいして黄金時代を作り、市販車でもエンツォ・フェラーリ、ラ・フェラーリの限定車をはじめとして現在のフェラーリのブランド価値を作り上げたのは間違いなくモンテゼーモロ会長の功績である。

後任はフィアットのCEOが兼任するということであるが、大衆車とスーパスポーツのメーカーの代表が兼任できるのかどうかは疑問が残る。

モンテゼーモロ退任でフェラーリのブランド価値が著しく落ちるということはないであろうが、今後発売される新型車によってはフェラーリが再び暗黒時代に突入することも考えられる。

市販車に関してはフェラーリは好調なセールスが続いているので退任の理由にはあまり考えにくい。

そうなると原因となるのはF1での成績か?ということになる。

最後のタイトルが07年のキミ・ライコネン。

捲土重来を期してフェルナンド・アロンソを招へいしたものの、いまだタイトルへは届かず。

今シーズンはタイトルどころか勝利することさえ困難な状態である。

元々創業者のエンツォ・フェラーリがF1参戦活動の資金集めとして市販車を販売していたことを考えると、F1の成績で退任するのはフェラーリであれば納得がいくというもの。

私などは現在モンテゼーモロが去るとさらに混乱するようにも考えるがフィアットの上層部の判断が正しかったかどうかは数年後にはわかるだろう。

さてどうなるやら。