オーナーが変更になったケーターハムF1チーム。

元々資金難にあったチームだがオーナーが変更になったからといって資金難が解消されたわけではない。

むしろ拍車がかかっているような気がする。

それはシルバーストンで行われたインシーズンテストに資金が持ち込めるドライバーばかりを走らせてレギュラードライバーを一回も走らせなかったことでもよくわかる。

テストでも資金を持ち込めるドライバーを乗せることにより、少しでも手持ちの資金を稼ぐと言うことをしなければならないほど厳しいということなのかもしれない。

さて、そのケーターハムにドライバー変更のうわさが持ち上がっている。

シーズン中にケーターハムのシートを得るかもしれないと言われているのはレッドブルの育成ドライバーであるカルロス・サインツJrである。

サインツJrの父親WRCの元チャンピオンであるカルロス・サインツ。

現在でもダカール・ラリーに参戦しているラリー界では伝説のドライバーである。

サインツJrは現在19歳。

父親と異なりラリーではなくサーキットレースの道に進んだ息子であるが、レッドブルの育成ドライバーとして認められるなど速さは折り紙つき。

現在はフォーミュラー・ルノー3.5(ワールドシリーズbyルノー)に参戦中だ。

父親の知名度からいってスポンサーが多くつくのは当たり前。

こればかりは他のドライバーではどうにもならない差である。

そのサインツJrがケーターハムと交渉の席に着いたことを認めている。

そこには父親のカルロス・サインツとレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコも同席したと言うことだ。

ケーターハムが使用しているのはルノーのパワーユニット。

今後もレッドブルがルノーのパワーユニットを使用することが前提ならば、ルノーのパワーユニットの特性を学ぶためにもケーターハムで育成ドライバーを走らせるということは理にかなっていると言えるだろう。

レッドブルとしてはトロ・ロッソでデビューするにはまだ早いと判断したドライバーをケーターハムでF1になれさせることで成長を速くしようという思いもあるのかもしれない。

過去には現在レッドブルでレギュラードライバーを務めているダニエル・リチャルドが消滅したHRTで走っていたことがある。

今回のサインツJrはリチャルドの例となるだろうか?

さてサインツJrがシートを獲得した場合に押しだされると予想されるのが小林可夢偉だろう。

なにしろスポンサーがいない。

マーカス・エリクソンはスポンサーがいる。

この違いは資金難のチームには大きい。

さて小林のシートはどうなるか?