今週末に行われたWEC第3戦、ル・マン24時間レース。

6時間のレースが通常のWECにあってル・マンだけが24時間レースと異例の長さ。

もちろんスケールも巨大。

それはモナコGP、インディ500とともに世界3大レースに入るのだから当然といえば当然。

今シーズンは最高峰のLMP1クラスにアウディ、トヨタ、ポルシェの3ワークスが参戦して華やかになった。

来年からは日産が加わるので一層華やかに。

というもののLMP1-Hはハイブリッドシステムが義務付けられるので実質的に膨大なリソースを持つワークスチーム以外は参戦できないというジレンマがある。

いずれ予算が膨大となり、参戦ワークスがいっせいに撤退とならないようにFIAは調節をしなければなるまいな。

さて24時間のサバイバルレースを制覇したのはアウディ!!

前年の覇者である1号車ではなかったが、2号車が優勝!!

アウディはトヨタ、ポルシェとことなり最大勢力の3台体制でル・マンに挑んでいるのが他のマシンにトラブルが発生した時に助かる。

現に今回のル・マンでもトラブルが発生しても常にその後ろのアウディがトップにたつというチームが3台体制で挑んでいる意味がわかるレース展開であったといえる。

ポールからスタートしたトヨタは明け方付近まではトップに立っていたものの、そのトップの段階でハイブリッドシステムがダウン。

全く進めなくなってしまいここでリタイア。

ル・マンではピットに戻らなければ作業禁止なのでトヨタとしては手の施しようがなかったというのが事実である。

トヨタはもう1台の8号車は序盤に大クラッシュをしたため早々と戦線離脱。

しかしこの8号車が凄かったのはクラッシュ後にコースに復帰してからは速さと信頼性を発揮して結局3位で表彰台を獲得してしまった。

この挽回の力はかならずや来年のル・マンにつながるはずだ。

久しぶりのル・マン復帰となったポルシェはペースは遅いものの信頼性の高さを見せて20号車が終盤になってアウディのトラブルで首位に浮上。

のこり3時間程度であったのでこのままポルシェが復帰後即優勝するかと思われたが、ル・マンは厳しかった。

これまでトラブルの出なかった20号車にトラブル発生で後退。

結局後方で追い上げていたアウディの2号車が首位に躍り出る。

2位にはトラブルで遅れたものの1号車のアウディ。

最後は結局アウディの1位、2位でレースが終了。

アウディがル・マン5連覇を決めた。

トヨタはこれまでのWEC2戦で勝利をつかんでいただけに残念。

やはり6時間レースと24時間レースは違うと言うことか。

トヨタには気持ちを切り替えてWECのチャンピオン獲得を目指して今後は開発をしていってもらいたいと思う。

特別枠で出走していた日産の電気自動車レーサーは早々とリタイア。

やはりまだフル電気自動車で24時間というには厳しそうである。