大幅にレギュレーション変更の行われた今シーズンのF1もフライアウェイの第4戦までが終了した。

今週からいよいよ本番ともえいるヨーロッパラウンドが開幕する。

ヨーロッパラウンドの開幕は恒例のスペインGP。

舞台はバルセロナのサーキット・ディ・カタルーニャである。

第4戦のバーレーンGPが終了してスペインGPまでは3週間と結構な時間があった。

全チームが大幅なアップデートを施したマシンを投入してくるはずである。

というわけでスペインGPでの力関係が最後まで続く可能性がかなり高いだけに、スペインでの成績は非常に重要になってくるのである。

さて、ここでは第4戦までのレースを振り返りながら現在の力関係を見てみようと思う。

第4戦まで終了で勝利をしたのはメルセデスAMGの1チームのみ。

そのうち3回がワン・ツー・フィニッシュと強さは圧倒的である。

メルセデスはメルセデス1チームが強いのではなく、他のメルセデスのパワーユニットを使用しているウィリアムズ、フォース・インディア、マクラーレンといったチームのポイントを獲得したり表彰台に登ったりと好調を維持している。

というわけでパワーユニットの勝負では現時点ではメルセデス製がルノー、フェラーリを上回っていると考えていいだろう。

ということでトップはメルセデスAMG・ペトロナスF1チームとなる。

2番手に来るのは意外なことにレッドブルである。

開幕前のテストではルノーのパワーユニットがトラブル続出でまともに走ることすらできていなかった。

しかし実際に開幕してみると、マシンは信頼性は問題なく、速さもメルセデスにはまだまだ及ばないものの、カスタマーのメルセデス勢よりは速くなってきている。

元々レッドブルのマシンは空力的な面では評価が高かった。

ただその空力を最大限に発揮させるためのルノーのパワーユニットに大きな問題があった。

それもルノースポールの懸命な努力により改善されつつある。

レッドブルは資金力が豊富でリソースも多くあるだけにアップデートのスピードが早いだけにスペインでどこまでメルセデスに食らいついてくるか注目である。

1番手、2番手はかなり判断できるのであるが、3番手以降はドングリの背比べといった感じ。

フェラーリ、ウィリアムズ、フォース・インディア辺りがならんでいるという感じ。

開幕戦で2台が表彰台に上り速さを見せたマクラーレンは本来3番手グループに入るはずなのであるが、開幕戦以降、見るからに戦闘力が低下。

第3戦、第4戦ではポイントを獲得することすらできていないので判断が難しい。

私としては来年からHONDAのパワーユニットに変更するマクラーレンに現在の供給元であるメルセデスがどこまでサポートするかに疑問が残るので伸びしろは少ないと判断して3番手グループからは外した。

4番手グループがマクラーレン、トロ・ロッソ、ロータスだろうか。

マクラーレンは落ちてきてこの位置。

トロ・ロッソはもとからこの位置。

ロータスはどん底から這い上がってこの位置。

これが私の判断である。

この3チームで一番伸びが期待できるのはロータスではないだろうか?

ルノーのパワーユニットの改善とともに、マシンが熟成されてきたようで、いまだにポイントは獲得できていないがスペインでは大きな前進が期待できる。

ロータスの不安とすれば資金面。

昨年も資金面で多くの不安があった。

そういうわけで今年は多くのスポンサーマネーが持ち込みできるバスター・マルドナードと契約したのであるが、マルドナードはマシンを非常に多く壊すために本当にスポンサーの資金がチームに役立っているのか疑問になるところがある。

チームメイトのグロージャンは速さは昨年で十分に証明しただけに、ロータスの本当の力はグロージャンのポテンシャルを基本に見ていくといいだろう。

5番手グループはお決まりというかケーターハムとマルシャである。

レギュレーションが大きく変化するということで前進があるかと期待したのであるが、やはりこの2チームは最下位からは抜け出すことができていない。

ケーターハムは今年ある程度の成績を残せなければ撤退するみたいなことをチームオーナーのトニー・フェルナンデスが発言しているし、マルシャはチーム名にもなっていたロシアのスポーツカーメーカーであるマルシャがチーム運営から撤退して資金面でさらに不安になった。

下手をしたらこの2チームは来シーズンにはいないかもしれない。

ケーターハムには日本人ドライバーの小林可夢偉がいるだけに期待しているのであるが、チームの戦力が整わないフライアウェイでポイント獲得ができなかったので今後は苦しい戦いを強いられることになるだろう。

以上が私の見るこれまでのF1の展開である。

この流れがこれからも続くのか?

それとも大きな変化が訪れるのか??

どちらにしても楽しみなことである。